→超軽量簡易版はこちら

カテゴリ : 失われた幽霊文字を求めて

このカテゴリの登録数:672

2023/08/30

美祢線美祢駅から徒歩400m、美祢市役所

69705.jpg 69705-1.jpg 69705-2.jpg 69705-3.jpg

笹原宏之1997年論文によると、1987年の読売新聞掲載の美祢市長選の結果として、ネ(示)偏の美「祢」ではなく衣偏の美「袮」、ガチ幽霊文字「袮」が使われている、ということで、その市役所を今回訪問した次第です。しかしこんな誤植、よく見つけられますよね…

2023/08/29

須佐歴史民俗資料館から徒歩800mの須佐図書館で司書の方にお願いして咾喰の調査

69679.jpg

結論としては、一度火事に遭っていて弥富村の資料が残っていない、ゆいいつ医師のエッセイがあったが速読の結果記載なし、弥富中学校の同窓会名簿では姥喰、常備の字名リストでは姥喰で「おばくら」。司書の皆様、ご協力ありがとうございました!m(__)m

2023/08/28

山口法務局萩支局から徒歩500mの萩市役所の課税課で姥喰の地籍図を200円でゲト

69661.jpg 69661-1.heic

M1 MacBook Airとともに登記情報サービスのPDFをロストしたため( ; ; )たすかりました。そして姥喰の地番は2360-2380と10745-10753(山地番、詳細はググるべし)です。

東萩駅から徒歩2.1km、山口法務局萩支局に来所してついに弥富下姥喰の土地台帳の写しをゲト\(^ω^)/

69660.jpg 69660-1.jpg 69660-2.jpg

やはり女偏ではありますが…口偏に見えなくもない…(OvO)

失われた幽霊文字を求めてrev.1の攻略対象バス停である垰(たお)バス停から1分遅延の萩市すさ生活バス道の駅たまがわ行きに乗車

69653.jpg 69653-1.jpg

先客お2人。

萩市すさ生活バスの運転手さんから聞いた、アップダウンあるけど鬱蒼とした日陰の多い対岸の道を1.7km歩いて、こちらすさ生活バスの垰バス停

69652.jpg 69652-1.jpg 69652-2.jpg 69652-3.jpg

「垰」は中国地方で峠を表す和製漢字であり幽霊文字そのものの定義(制定当時の著名な漢和辞典に出ていないのに1978年制定のJIS漢字に登録された文字)に当てはまる漢字であるため、ほんらい「失われた幽霊文字を求めて」rev.1の攻略対象バス停でした。が防長交通バスの路線が廃止され文字列検索に引っかからないデータのみの自治体運行バスになったため、完全に訪問漏れしておりました…今回、rev.2の旅で訪問対象となる「咾」の最寄りのバス停のお隣がrev.1での訪問漏れバス停だったという壮絶なオチですわ…(^◇^;)

桑原バス停から徒歩300m、こちら山口県萩市弥富下姥喰(やどみしも うばくら)

69650.jpg 69650-1.jpg 69650-2.jpg 69650-3.jpg

桑原バス停から徒歩300m、こちら山口県萩市弥富下姥喰。地元の運転手さんは「おばくら」とご発音で、NTT電話帳は「咾喰」ですが登記上は「姥喰」です。2戸が現役ですが廃屋ふくめて表札への字名表記なく、現地の表記が口偏なのか女偏なのかは確認できませんでした。
とはいえこれで佐賀県の「おとな」、北海道の「いかん」と合わせ、「咾」三衝突用例のすべての現地訪問達成です\(^ω^)/

2023/08/27

萩図書館での調べ物、1993年刊の須佐町誌と1953年度弥富村政要覧、そのすべてについて現萩市弥富下の字「うばくら」は「姥喰」であるとの資料が得られました

69636.jpg 69636-1.jpg 69636-2.jpg 69636-3.jpg 69636-4.jpg

ただ、須佐町誌の表2のこの図…さすがに拡大しても口へんか女へんか分からない(^◇^;)

2023/08/20

旧高遠町華蔵から3.4kmをなんと75分!かけてゆっくり歩いてきたこちら、長野県伊那市長谷非持(はせひじ)

69560.jpg 69560-1.jpg 69560-2.jpg 69560-3.jpg 69560-4.jpg 69560-5.png

江戸時代の自然村非持村が明治の町村制実施で美和村となり、昭和の大合併で長谷村非持となり、平成の大合併で伊那市長谷非持となったものです。非持交差点には旧国鉄自動車伊那里線→JRバス関東→長谷循環バス非持バス停の待合所や諏訪神社もあり、車両進入禁止の非持区長の立札や中非持簡易水道の看板もあってまさに非持だらけ!
そしてなぜここにきたのかと言えば…1978年制定のJIS漢字に収録された「暃」は、おそらくは群馬県の「杲(ひので)小学校」を誤写した可能性が高いガチ幽霊文字ですが、それを検討した97年の笹原宏之論文の脚注に「非」の誤写の可能性も示唆されており、それで「非」を含むこちらに来た次第です!(^◇^;)

2023/07/18

臼杵市役所臼杵庁舎から徒歩900m、みどりの窓口で分割で安くならないためふつうに別府までの乗車券を買いスタンパー済みで引き渡されて入場、始発普通杵築行きに乗車

69317.jpg 69317-1.jpg 69317-2.jpg 69317-3.jpg 69317-4.jpg

なお市役所での「提内」の調査ですが、なんと「行政区のエリアや番地は条例にも記載がなく市役所で管理していない、区長に聞けばわかるという話、また提内についての資料も見あたらない」とのことでした!(という事実がわかるだけでもありがたいし成果である)

臼三線木ケ畑橋バス停から1分遅延の臼津交通バス臼杵港行きに乗車

69313.jpg 69313-1.jpg

私以外に4人乗ってますよ(^○^)
なお、先の投稿の直後に、地元の方とすれ違い、お願いしてお話をお聞かせいただきました!「住所には大字武山と番地だけ書くが、地元民の会話では提内はふつうに使われている」「堽という表記は見たこともない」とのことでした! ありがとうございました( ^_^)/~

臼三線木ケ畑橋バス停から徒歩100m、こちら臼杵市提内(ひさげうち)口生活改善センター

69312.jpg 69312-1.jpg 69312-2.png 69312-3.jpg 69312-4.png

この提内は行政区名で、江戸時代の自然村「提内村」が由来ですが字名ではなく通称地名として、また今では行政区名としても、現役で使われています。この「提」がなぜか1983年までの国土行政区画総覧で「堽」と誤植されており、これを唯一の根拠として1978年制定のJIS第二水準漢字に収録されてしまったものです。ただしこの「堽」は中国で「岡」の異体字として用例があるため、幽霊文字呼ばわりはされませんでした。そして日本での誤字と中国の漢字がまさに衝突した用例であり、笹原宏之先生の97年論文で詳細に論じられています。さらにこの「堽」は、右下の「正」が4画なのか5画なのかという表記揺れも抱えており、これらも論文にあるのでぜひお読みいただければと!

2023/07/15

阿久根駅から徒歩3.5kmを43分間、デカリュックはデポしたがもう歩いている間ずっと右の腰が痛く、なんとか踏ん張って鹿児島県阿久根市鶴川内の萇野公民館に到達

69226.jpg 69226-1.jpg 69226-2.jpg 69226-3.jpg 69226-4.jpg 69226-5.jpg 69226-6.jpg 69226-7.jpg

「へごの」と読みます。薩摩藩の萇野門からの由来の字名ですが、「ヘゴ」とはシダ植物の一種。しかし「萇」は中国ではイラクサを表しており、長野県には「萇」を「えら」と読む地名も存在しています。
つまり「萇」はヘゴとイラクサという異なる植物に対し、信州と薩摩で同じ漢字を当てたというまさに衝突用例。先々週訪問した北海道幕別町の咾別と同じことであり、笹原宏之先生の97年論文で「咾」を解説した上で脚注として「萇」も同様の例とされているのでした。
画像の碑は大正時代のもの。
これで、幽霊文字関連「萇」のうち「へご」を訪問できました\(^o^)/

2023/07/01

咾別神社から徒歩1.0km、25年前に廃校になった幕別町立相川小学校跡

69149.jpg 69149-1.jpg 69149-2.jpg 69149-3.jpg 69149-4.jpg 69149-5.jpg

ここはまさに戦前、咾別尋常小学校だったのです。この石碑や案内板はまさにJIS第二水準の三衝突用例漢字「咾」を今も表示するものですヽ(´▽`)/ そしてなんと、「リンゴの唄」「悲しき口笛」の作曲者は当地出身&ここで教鞭という、これは今日ここに来てはじめて知りました!(OvO)

相川6線橋から徒歩1.7km、北海道幕別町字相川の咾別(いかんべつ)神社

69148.jpg 69148-1.jpg 69148-2.jpg 69148-3.jpg

JIS第二水準であり3つの異なる読みに同じ漢字が割り当てられた三衝突用例の「咾」です。アイヌ語由来の、先の橋のイカンベツ川の川名から明治初期に「イカンベツ村」となりなぜかその際に「咾」が当てられ咾別村となり、今は字相川ですが神社名にその字を残しています。

幕別駅から2.2km、高い気温と涼しい風の中汗ばみつつ歩いてきまして、こちら町道に架かる相川6線橋ですが、川の名は咾別川

69147.jpg 69147-1.jpg 69147-2.jpg 69147-3.jpg 69147-4.jpg 69147-5.jpg 69147-6.jpg

これで「イカンベツ川」です。アイヌ語に当てた漢字「咾」ですが、これは3月に訪問した佐賀県では「咾(オトナ)分」、今後訪問予定の山口県では「咾(ウバ)喰」、と、3つの読みに対して偶然同じ漢字が当てられてしまった三衝突用例のひとつです。そして佐賀と山口の地名をただ2つの根拠として、1978年制定のJIS漢字第二水準に収録されたため、この川の名も古くからパソコンで使えてるというわけです。

2023/04/09

草野駅から徒歩2.4km、こちら福島県いわき市平上片寄(かみかたよせ)の字 棆町(くぬぎまち)

68818.jpg 68818-1.jpg 68818-2.jpg 68818-3.jpg

「棆」はクロモジという木本植物を表すそうなんですがここではクヌギ。そしてなぜか淡路島には「字 棆檀ノ木(せんだんのき)」がありましてまさに衝突用例となっております! 残念ながら字名表記は無し。で…ここに来たのは、笹原宏之97年論文で、もはや幽霊文字とは何の関連もなく国土行政区画総覧の話題として出てくるだけの漢字なのでした(^◇^;)。でも「論文の地名全部回る」とはこういうことである!!ヽ(´▽`)/
あ、あと、この棆町の中には、飛地ではなく、純粋に全方を単一の字に囲まれた島状態の字、竹ノ花もあり、建屋は棆町と竹ノ花とで半々くらいです。

2023/04/01

貴布禰神社から徒歩400m、貴布祢第五町内会公民館

68776.jpg 68776-1.jpg 68776-2.jpg

パッと見たしかに「袮」(衣偏)に見えなくもありませんけどよく見たら「祢」(ネ偏)だわ(^◇^;) そして電柱の住所表示の「貴布祢」(ネ偏)をしっかり見つつ、ガチ幽霊文字「袮」の利用例の地を訪問完了です(^^)v

ガチ幽霊文字「袮」が読売新聞紙上で掲載された静岡県浜松市浜北区貴布祢339-2から徒歩300m、貴布禰神社

68775.jpg 68775-1.jpg 68775-2.jpg

こちらはネ偏か衣偏かという問題は発生し得ない旧字体「禰」であります(^_?)?☆。当然のことですが元の地名は貴布禰。とはいえこれも明治初期の命名で、江戸時代の自然村は木船村&木船新田村でした。そして縁起でなら貴船でよいのですが、遠州綿紬が名産であったことから「布」を入れたのでは、という説もあるようです。

美薗中央公園駅から徒歩800m、こちら静岡県浜松市浜北区大字貴布祢339-2。

68774.jpg 68774-1.jpg 68774-2.jpg 68774-3.jpg

で3枚めは読売新聞1992年3月27日版の公示地価一覧なのですが…190-8は正しく「貴布祢」なんですけど、ここ339-2は「貴布祢」ではなく「貴布袮」、ネ偏ではなく衣偏なのです! 笹原宏之先生、よくこれ見つけられたよなぁ…(OvO) というわけで「祢」(ネ偏)を誤写したガチ幽霊文字「袮」(衣偏)の実利用例の土地を訪問できました。

2023/03/26

春日駅から徒歩2.5km、昇町公民館

68717.jpg 68717-1.jpg 68717-2.jpg 68717-3.jpg

ガチ幽霊文字「暃」の誤写元候補のひとつが町名です。しかしここはなんと1977年当時も字名ではなく通称地名。ただし17世紀の自然村、下白水(しもしろうず)村に成立した幟町を起源としており、72年の国土行政区画総覧には通称地名として掲載されていた可能性が高いかと思われます。

春日駅から徒歩2.4km、春日市コミュニティバスやよいの昇町5丁目バス停

68716.jpg 68716-1.png

ガチ幽霊文字「暃」の誤写元候補のひとつとして挙げられている「昇」を含む、というかそのまんまな地名です。

2023/03/25

咾分南二十四区公民館から北上、途中NTT電柱のばっちり「咾分支」を愛でつつ、咾分地区の北端、咾分北集落を抜けました

68690.jpg 68690-1.jpg 68690-2.jpg

これで笹原宏之97年論文に記載の国内地名3衝突漢字「咾」のうちの1つの地2つ(ここと先の咾搦)を巡り終えました!

咾分天満宮から南下して咾分南二十四区公民館

68689.jpg 68689-1.jpg 68689-2.jpg 68689-3.jpg 68689-4.jpg

国土地理院地図ですとここは咾分ではなく道久(どうきゅう)に見えますが、87年に九州で初めて国の農業集落整備事業の対象となった論文によれば、道久・咾分・咾分北の3集落を合わせて「咾分地区」とあります。そして道久は現在の行政区では南24区、咾分と咾分北が南23区。解題できました!(^○^)

咾分交差点からはほんらいの通称地名咾分のエリア、入りまして咾分天満宮

68688.jpg 68688-1.jpg 68688-2.jpg 68688-3.jpg

私の「侵食されつつある石材に手彫りされた文字を読み取るスキルの無さ」のため建造物からは「咾」は採取できませんでしたが、案内の寄贈看板がありバッチリ出てました\(^ω^)/

じつは咾分バス停は通称地名「咾分」には存しません!( ̄◇ ̄;)

68687.jpg 68687-1.jpg 68687-2.jpg 68687-3.jpg

隣接した交差点「咾分交差点」の、1枚めの右奥から左手前、4枚めのマピオン地図の左側が、通称咾分のエリアとなります。

佐賀市営バスを7分遅着の咾分(おとなぶん)バス停で運賃450円引き落とされて下車!

68686.jpg 68686-1.jpg 68686-2.jpg 68686-3.jpg

乗客はここまでで私だけになっておりこの先空気輸送!( ̄◇ ̄;)
こちら、笹原宏之先生の97年論文に4衝突した例として出ています。ここと、あと山口県の地名からJIS第二水準に収録されましたが、別に北海道にも在り、さらに中国で別の意味で使われていたために漢和辞典に出ており幽霊文字になりませんでした。

先生! 全バス停が出ているわけではない佐賀駅バスセンターの路線図に、おめあてのバス停、出てましたぜ!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

68684.jpg 68684-1.jpg 68684-2.jpg 68684-3.jpg

そして400円のが空いてなかったんで悩みましたが、体力少しでも温存のために500円のコインロッカーにデカリュック預け。(中核派のせい)

佐賀県白石町福富通称咾搦(おとながらみ)をほぼくまなく歩きましたが、「咾搦」の表記は見当たりませんでした

68681.jpg 68681-1.jpg 68681-2.jpg

じもてぃお1人にお話伺え、まさにここは「咾搦である」と断言いただきました(^○^)が、漢字が表記されているのは「無いよー」とのことでした。じつは「咾」は笹原宏之97年論文に言及されている漢字なんですが、このあともう1箇所訪問してそこでは確実に採取できますので無問題(^_?)?☆

江北駅から徒歩4.3km、六角川わたって江北町から白石町福富に入り、こちら通称地名「咾搦」(おとながらみ)

68679.jpg 68679-1.jpg 68679-2.jpg

戦前の書籍には地名として記載されていますが現在は農業集落名・通称地名のようです。「搦」はこのあたりの地名に死ぬほど付けられてる干拓地を表す漢字ですが、「咾」は戦国時代からのこの地域の官名で現在の「行政区長」のようなものらしく、しかし何故この漢字なのかは不明です。

2023/03/21

そんな是政に向かう多摩川の橋、是政橋

68655.jpg 68655-1.jpg 68655-2.jpg 68655-3.jpg 68655-4.jpg

わたり切るのに4分以上掛かった!(^◇^;)

そしてここは東京都府中市是政。

68654.jpg 68654-1.jpg 68654-2.jpg

江戸初期にここを開墾した井田是政の名が付けられた古い土地ですが、この「是」が、笹原宏之97年論文にガチ幽霊文字「暃」の、誤写元候補ですらなくて単なる関連としてですが、JIS漢字収録元の国土行政区画総覧に関連づけられて出てくるので、訪問しましたよ!(笑)

韮崎駅から徒歩800m、平和観音は完全スルーして韮崎市役所

68637.jpg 68637-1.jpg 68637-2.jpg

この「韮」はガチ幽霊文字「暃」の誤写元候補として97年の笹原宏之論文に記載されているため今回訪問したものです。ちなみに「韮崎」が地名として成立したのは1892年ですが、由来は江戸時代の甲州街道の宿場町「韮崎宿」ですので昔からの漢字表記ではありますよ。

2023/03/05

和泉府中駅から徒歩800mの和泉市役所

68493.jpg 68493-1.jpg 68493-2.png

1956年市制施行、その前は和泉町でしたがこれは1933年の合併時に「和泉国の国府があったから」付けられた町名、そして和泉国は元は泉国でしたが716年に国名を2文字にするために「和」を付けたものです(すなわち「和」は読まず「泉」がいずみです)。
この「泉」、笹原宏之97年論文にてガチ幽霊文字「暃」の誤写元候補のひとつとされており、原点たる1972年版の国土行政区画総覧にここは確実に記載されていたので、今日来てみた次第です。

2023/02/25

宇都宮線の遅延の接続取りで3分遅着の板倉東洋大前駅で途中下車

68411.jpg 68411-1.jpg 68411-2.jpg 68411-3.jpg 68411-4.jpg

しましたが駅名小印しかなくしかも薄づき(ノ_<) そしてここでシャリバテもいいとこ(朝からカロリー何も摂取してない!)。
なので、自由通路ベンチで…栃木県鹿沼市晃望台のパン屋さん、ベッカライ・ディ・シュトラーセで買ったトマトチーズベーグル205円! 生地にトマト練り込んでチーズを入れて適度なみっちり感で旨し! これで300kcalはありがたや?\(^^)/

ガチ幽霊文字「暃」の誤写元候補「晃」を含む栃木県鹿沼市晃望台、TSUTAYAありますがレシートに住所なしorz、パン屋さんでぶじ住所入りレシートゲト★

68409.jpg 68409-1.jpg 68409-2.jpg 68409-3.jpg

トマトチーズベーグル300kcalは後ほどいただきます。そしてその向かいのセブンイレブン鹿沼晃望台店…なんと住所は緑町一丁目で晃望台ではない!!(◎_◎;) …たぶん向かいだから名乗ってるんでしょうね(^◇^;)

新鹿沼駅から徒歩2.3km、こちら栃木県鹿沼市晃望台にある晃望台公園

68408.jpg 68408-1.jpg 68408-2.jpg

ガチ幽霊文字「暃」の誤写元候補のひとつとして笹原97年論文に挙げられた漢字で、いかにも区画整理とともに付けられた地名ですが施行は1971年3月10日。JIS漢字のネタ元となった72年版の国土行政区画総覧には記載されていたはずです!

先生!! 残された2つの石碑のうち1つに、「杲小学校」ってありました!!!

68399.jpg 68399-1.jpg 68399-2.png

更地化の後も残されてるので当面は残りそうです!!!!(((o(*゚▽゚*)o)))
こちら、ガチ幽霊文字「暃」の誤写元の最有力候補です。JIS漢字の採録元のひとつ、国土行政区画総覧からのメモ書きに「暃は1箇所」とありましたが、実際には無く、代わりにこの杲小学校の「杲」がメモ書きになかったので、字体を写し間違えてしまって非実在の「暃」が採録されてしまったのではないか、とされているのでした。
つまりこの石碑は、現在、「国土行政区画総覧に掲載されていた漢字が間違いなくコレである」ことを証明する唯一の物証、なのですよ…(感涙)

わたらせ渓谷鐵道小中駅から徒歩200m、2001年に閉校した旧東村の杲(ひので)小学校跡地

68398.jpg 68398-1.jpg 68398-2.jpg

4年前の訪問時には正門脇に銘板もあり木造校舎と体育館が残っていましたが…昨年10月についに解体されてしまいました…(T ^ T) 正門も撤去のためもう「杲小学校」の字は拝めないのか…

2023/02/23

藤搦バス停から徒歩300m、倉松川をわたる橋ですがこれがまさに藤搦橋

68375.jpg 68375-1.jpg 68375-2.jpg 68375-3.jpg

しかし残念ながら銘板無し(ノ_<)。そして字名ではなく通称地名の藤搦ですが、橋の先は大字並塚ではなく大字堤根なのですけど、農業集落データではこちらこそが藤搦ってことになってます!(OvO) 「搦」は干拓地を表す感じなんですが、このあたりも流路変更で田を作った、のかも…。

朝日バスTD11系統を5分遅延の藤搦(ふじがらみ)バス停で下車

68374.jpg 68374-1.jpg 68374-2.jpg

運賃表示器はひらがなになってました(チラついて写せず、泣)。こちら登記簿上は埼玉県杉戸町大字並塚字南前ですが、国土行政区画総覧によると通称地名藤搦で、じっさいにバス停も藤搦であります(^○^)。
ここは笹原97年論文で、ガチ幽霊文字「挧」の誤写元の候補として脚注に記されている土地。よって失われた幽霊文字を求めてRev.2の訪問対象なのです(^^)v

関宿城址に来てみました

68370.jpg 68370-1.jpg 68370-2.jpg 68370-3.jpg

2枚めの物騒な掲示はさて置いて、3枚め正面に関宿城博物館の模擬天守が見えてましてけっこう離れてるじゃんと(^◇^;)。そして…ここを治めてたのは! 簗田氏、幽霊文字「簗」入りの武家なんだけど…梁漁の仕掛けを表す一般名詞でもあるこの漢字、ホント、なんで1978年当時の漢和辞典に収録されてなかったんだよ…?

千葉県野田市大字船形字米噛の中古車販売店から徒歩600m、野田市コミュニティバスまめバスの蕃昌新田バス停

68362.jpg 68362-1.jpg

ガチ幽霊文字「暃」の誤写元候補のひとつとして笹原宏之97年論文で挙げられている「昌」入りのバス停です。

米喊バス停から徒歩600m、セブンイレブン野田蕃昌新田店でモンエナゼロシュガー買ってレシートゲト☆

68360.jpg 68360-1.jpg

店名は登記上の大字名にしてガチ幽霊文字「暃」の誤写元候補の「昌」を含む「蕃昌新田」ですが、レシート住所は「千葉県野田市蕃昌字米喊」!(OvO) これは2枚めの電柱看板からもわかるとおり、野田市が行政上ここの町名を「蕃昌」としているからです。そして登記統一文字「口成」は印字できないのでバス停名の「喊」を流用です!(^◇^;)

1分遅延の米喊(こめかみ)バス停で、運転手さんからまめバス1日券200円を購入して下車

68359.jpg 68359-1.jpg 68359-2.jpg 68359-3.png

途中市役所・川間駅南口・イオンタウンで時間調整が入りましたが結局遅延なのはコミュニティバスあるある。
そしてこちらの所在は…千葉県野田市大字蕃昌新田(ばんしょうしんでん)字米口成(こめかみ)であります! ガチ幽霊文字「暃」の誤写元の可能性を笹原宏之97年論文で指摘された「昌」を含む地名ということで訪問したわけですが、さらに小字名の方が「口成」という謎漢字となっておりまして、さらにバス停名の「喊」と食い違ってるというね…( ̄◇ ̄;) この登記上の「口成」はUnicodeにも戸籍統一文字にもなく、全国ただこの小字名だけのために作字され登記統一文字に収録された漢字であります!!\(^ω^)/
なお、なぜバス停名と字名が別漢字になっているのかは、このあとさらなる別表記を訪問してから報告いたしまする。

2023/01/29

【幽霊文字関連】【稀少漢字地名】武蔵野ふれあいの森内の長大地名の地から電動チャリ1.1km、こちら埼玉県川越市大字砂久保字小岵(こはけ)161にある西川病院

68190.jpg 68190-1.jpg 68190-2.jpg 68190-3.jpg

やはり崖地形=ハケが付く地名ですが、所沢市や入間市で既訪の幽霊文字「岾」はじつは「岵」の変化ではないかとの説が有力で、ここはまさに元の方のままで登記されています。ただし! なんと市の課税台帳では「小坫」(CJK統合漢字)なんですよ!!( ̄◇ ̄;)

2023/01/14

旧五所川原市立毘沙門小学校から徒歩600m、毘沙門・長富コミュニティセンター

68042.jpg 68042-1.jpg 68042-2.jpg

長富村は毘沙門村とともに江戸時代の自然村で、明治の町村制実施時に嘉瀬村となり、昭和の大合併時に大字毘沙門は五所川原市に、大字長富は金木町に分割合併され、平成の大合併で結局どちらも五所川原市になりました。建屋は2枚めのドアーの左側の掲示の限りでは1985年製で合併より20年前なので、その後長富のも兼ねるようになったのかも。

毘沙門バス停から徒歩300m、五所川原市立毘沙門小学校跡地

68041.jpg 68041-1.jpg 68041-2.jpg

2012年に132年もの歴史を閉じました。国土行政区画総覧には小中学校名も記載されていたので、ここも1972年版に記載されていたでしょう。

2分遅延の毘沙門バス停で運転手さんに380円支払って下車

68040.jpg 68040-1.jpg 68040-2.jpg

こちら笹原宏之97年論文の脚注にてガチ幽霊文字「暃」の誤写元の可能性を指摘されている「毘」を含む、青森県五所川原市大字毘沙門のバス停です。江戸時代の自然村、毘沙門村が町村制成立とともに大字になったもので、JIS漢字制定当時から存在していた地名です。

2023/01/02

ファミリーマート下條ひさわ店から徒歩1.5km、ひさわ交差点…またひらがなかよ…いや! その先に6町村の共同運行、南部公共バスの陽皐バス停がありました!(^○^)

67951.jpg 67951-1.jpg 67951-2.jpg

これで今回の年越旅行での、「失われた幽霊文字を求めて」Rev.2の旅、全訪問完了です!\(^ω^)/

長野県下條村陽皐郵便局から徒歩800m、こちらファミリーマート下條ひさわ店

67950.jpg 67950-1.jpg

店名はひらがなですがレシートにばっちりとガチ幽霊文字「暃」の誤写元の第2候補「皐」が住所として印字されました(^^)v

長野県下條村大字陽皐(ひさわ)にある陽皐郵便局に到達

67949.jpg 67949-1.jpg 67949-2.jpg

飯田線門島駅から徒歩3.9km、しかし途中の300mで高低差70mを登る急坂で残雪あってクロックス、という「降り無理!」な道で気温3℃でも汗だくな中とうちゃこ。ガチ幽霊文字「暃」の誤写元の第2候補として笹原宏之先生の97年論文に挙げられた地名のひとつ、これで昨日の岐阜県可児市皐ヶ丘とともに訪問できました。こちらの地名は明治初期の人工地名ではありますが町村制実施時から大字であるため&郵便局名は全収録のため、1972年版の国土行政区画総覧への掲載は確実です。
※もともと現在の下條村の村域には江戸時代には14の自然村があり、なぜか明治初期に6つが「睦沢村」、8つが「陽皐村」とされ、町村制実施時に下條村の2つの大字になりました。「さわ」と読む「皐」はまさに沢の意味なので、もしかしたら「睦まじく6つの沢」に対比して「陽るい皐」とキメた感じもします(根拠のない妄想)。なお下條村は室町後期のこの地の武将、下條氏から採られてます

2023/01/01

岐阜県可児市の皐ヶ丘ニュータウン、70年代からの造成としては道路も敷地も広々という感じ

67934.jpg 67934-1.jpg 67934-2.jpg 67934-3.jpg 67934-4.jpg

高速バスがあることもあるでしょうけど、今も「生きている」戸建てニュータウンでした(^○^)

皐ヶ丘一丁目バス停から延べ1.9km歩き、岐阜県可児市皐ヶ丘の皐ヶ丘四丁目・六丁目・九丁目の各バス停をめぐりました

67933.jpg 67933-1.jpg 67933-2.jpg 67933-3.jpg

反対側には鼈甲飴が3本立ってたんですがどうやら高速バス(があるんです!)の乗車専用のが別に立てられてて、降車用は無い、ということみたいです。

太多線姫駅から丘陵地帯のアップダウンを徒歩3.3km、こちら岐阜県可児市皐ヶ丘一丁目にある東鉄バス(旧東濃鉄道)と可児市コミュニティバスの同名バス停

67932.jpg 67932-1.jpg 67932-2.jpg

こちら、3枚めのとおり、笹原97年論文でガチ幽霊文字「暃」の誤写元の2番候補とされているので訪問し、まず撮影に成功しました。ただ、ここ、分譲が始まったのが82年だそうなんですよ…造成工事は70年代初頭から始められてたそうで、住居表示実施がその時点の可能性もありますが、そうでないとこの論文の誤りの可能性が…(^◇^;) これについては年明け後に改めて調査いたします!

2022/12/31

伊予大平駅から徒歩4.6km、こちら愛媛県伊予市大字双海町上灘字柆野(くいの)にある柆野集会所!

67906.jpg 67906-1.jpg 67906-2.jpg 67906-3.jpg

笹原先生の97年論文において「日本の地名に使われる漢字が「衝突」=別の意味のはずが偶然に字体が一致した例」として出てくる漢字「柆」のうち、一説に依るとグミの木を表す西日本の方言漢字として「くい」「ぐい」と読む地名がいくつか存在し、ここもそのひとつであります。別パターンは福島県に存在し、「ろう」と読む場所で、来春以降に行く予定です。これで「柆」についての特殊ルール「衝突用例についてそれぞれの意味で土地を1ヶ所以上ずつ訪問する」を、「くい」「ぐい」について満たせました!\(^ω^)/

閏住集落から海岸の国道まで降りてきましたが…ふつうに道路標識に「閏住」あった(^◇^;)

67899.jpg 67899-1.jpg 67899-2.jpg 67899-3.jpg

ただしこちらは門構の中が「壬」ではなく「王」ですよね! 公民館と合わせてどちらも採取できたということで(^^)v …と思いきや国道の橋の名前は「壬」だったし…(^◇^;) なお4枚めの山の上、あれまさに閏住集会所ですよね!( ^_^)/~

愛媛県伊予市双海町大久保閏住の集落に降りてきましたが、こちら「Urusumi」という週1日営業の有名パン屋さんです

67898.jpg 67898-1.jpg 67898-2.jpg 67898-3.jpg

そしてこの集落を流れる川はなんと「潤住川」!( ̄◇ ̄;) …これは誤記ではなく、ほんとうに河川名と集落名とで漢字が異なってます。

下灘駅から徒歩2.3km、伊予灘を見下ろす高台にある閏住集会所

67897.jpg 67897-1.jpg 67897-2.jpg 67897-3.jpg

愛媛県伊予市双海町大久保閏住の公民館です。閏住の「閏」はガチ幽霊文字「閠」の誤写元として、笹原宏之先生の97年の論文に例示されています。ただし集会所をよく見ると、門がまえの中は「王」ではなくて「壬」なんですよね! これはRev.1でバス停があったために訪問済みの「閏賀」も同様でした。

2022/12/30

ミニストップ伊丹昆陽東1丁目店から徒歩500m、昆陽泉町交差点と昆陽泉町3丁目の住所看板

67878.jpg 67878-1.jpg 67878-2.jpg 67878-3.jpg 67878-4.jpg

ここは1955年の住居表示実施なので、幽霊文字のきっかけとなる1972年の国土行政区画総覧には確実に掲載されていたでしょう。これで笹原97年論文の「昆」地名は訪問済みとなりました!\(^ω^)/

JR伊丹駅から徒歩1.8km、ミニストップ伊丹昆陽東1丁目店でお買い物

67876.jpg 67876-1.jpg 67876-2.png

そしてこの住所、兵庫県伊丹市昆陽東1丁目には、ガチ幽霊文字「暃」の誤写元候補のひとつ「昆」が含まれています。ただしこの町名は2003年の住居表示実施によるもので、かつては大字昆陽でした。いずれにせよ「昆」入りなのでこれで「昆」は訪問済みとはなりましたが、JIS漢字のネタ元である1972年にはこの町名ではなかったので、もう少し先まで進みます。

大津京駅から徒歩1.3km、Google地図出鱈目過ぎて無駄歩きしましたがこちら、おそらくは66年の皇子が丘という地名のネタ元、皇子山古墳です

67870.jpg 67870-1.jpg 67870-2.jpg 67870-3.jpg

前方後方墳。3枚めは見下ろした皇子が丘と琵琶湖ですよ。

滋賀県大津市皇子が丘で、ガチ幽霊文字「暃」の誤写元候補のひとつ「皇」をたっぷりと拝めております

大津京駅で下車しましたがもう今日の目的の1つめを達成してしまいました!(笑)

67867.jpg 67867-1.jpg 67867-2.jpg 67867-3.jpg 67867-4.png

こちら滋賀県大津市皇子が丘二丁目。この町名の「皇」は、ガチ幽霊文字「暃」の誤写元の候補の1つとして、笹原宏之先生の97年の論文に挙げられています。「失われた幽霊文字を求めて」Rev.2の旅では、これらの脚注に記載されている漢字を含む地名は「現地での表記を撮影できればそれでクリアー」というマイルールのため、この地名看板でOK(笑)。

なお、この町名は造語なんですが住居表示実施は1966年のため、幽霊文字のモトとなる1972年の国土行政区画総覧には既存のはずです。

2022/12/25

山梨県笛吹市大字境川町藤垈字「米+丸」山の北西端に戻ってきましたが! 左奥で果樹園の剪定作業中の方にお尋ねしたところ、確かに右の山こそが「米丸山」ダンゴ山だそうです!\(^ω^)/

67840.jpg

お答えいただきありがとうございましたm(_ _)m

山梨県笛吹市大字境川町藤垈字「米+丸」山をくまなく歩きましたが人家も字名の表記も見当たらず

67839.jpg 67839-1.jpg 67839-2.jpg

まぁ果樹園と山なんで仕方ありませんね。ただしもちろん電柱標識は大字名の「藤垈」で幽霊文字「垈」入りです(^_?)?☆

境川PA下りからぐるり迂回の1.1km、こちら山梨県笛吹市大字境川町藤垈の字「米+丸」山!

67838.jpg 67838-1.jpg 67838-2.jpg

ダンゴヤマと読みます。この漢字は国土行政区画総覧に出ていなかったこともありJIS漢字に収録されず、結果Unicodeにも収録されず、登記システムでしか使えない仕様非公開の登記統一文字となっております! 大字に幽霊文字、字に登記統一文字ととんでもない地名\(^ω^)/ 1枚め奥、2枚め右の地図の矢印の向きにあるのがおそらくダンゴ山なのでしょう!

5分早着の中央道境川バス停で下車、境川PAのファミマでお買い物

67837.jpg 67837-1.jpg 67837-2.jpg

こちら! 山梨県笛吹市境川町藤垈4088!! 山梨県の方言漢字にして幽霊文字「垈」に所在するコンビニなのです\(^ω^)/

2022/12/11

第5回方言漢字サミット終わりまして野良二次会へと移動しておりますがその途中に垳公民館バス停が。

67829.jpg 67829-1.jpg

もともとはここにあったんでしょうが区画整理で公民館が現在位置まで移動してある意味トマソン化しております(^◇^;)

垳トンネルバス停から徒歩400m、第5回方言漢字サミットの会場、垳ふれあい会館に入りました!

67820.jpg 67820-1.jpg 67820-2.jpg

まさに幽霊文字地名「垳」が失われそうな原因である区画整理によりこの場所に改めて新築された公民館です!

つくばエクスプレスの通称垳トンネルポータルから徒歩200m、八潮市コミュニティばすの垳トンネルバス停!

67819.jpg 67819-1.jpg 67819-2.jpg 67819-3.jpg

「この平地のどこにトンネルが…」と思いますよね(^_?)?☆

セブンイレブン八潮垳店から徒歩700m、つくばエクスプレスの通称垳トンネル

67818.jpg 67818-1.jpg 67818-2.jpg 67818-3.jpg

ここから荒川の手前まで地下ですよ。

八潮駅から徒歩600m、セブンイレブン八潮垳店でブランチ購入!

67817.jpg 67817-1.jpg

レシートに店名が印字されるのは、全国でこの地名にだけ使われている「垳」が、この地名によってJIS第二水準に収録されたから、なのです。そして無知な国語学者から「こんな漢字は実在しない」と難癖つけられて幽霊文字入りしたわけで…そんな垳店の配達車にはあふれる垳愛!(^○^)

つくばエクスプレスの幽霊文字入り設備、通称垳トンネルから

67815.jpg 67815-1.jpg

出た!

2022/10/30

やまがたカラフルパレードの解散地点から徒歩500m、こちら山形市相生町四丁目

67543.jpg 67543-1.jpg 67543-2.jpg 67543-3.jpg

ここに、国土行政区画総覧からJIS漢字に採取されたものの当時の漢和辞典に未掲載の幽霊文字「鍄」を含む旧字名、小鍄(こがすがい)三区が所在しています! 偶然にもまた幽霊文字を拝めましたm(_ _)m

2022/07/30

ただいま青森県労連カーははまなすラインの大畑ふきんを走行してますが、まさに幽霊文字「橸」の誕生の元となった小字名「榀ノ木」「榀ノ木川原」の横をかすめました!

66919.jpg

が!! Google地図だと「しなノ木」「品ノ木川原」と表記がそれぞれ違ってるぞオイ!( ̄◇ ̄;)

2022/05/05

さらに歩いて、鹿児島県出水市野田町の河川、袰川の終端、には道路がないため拝められる最短距離のここから終端を拝んで今回の現地調査完了!

66279.jpg 66279-1.jpg

幽霊文字「袰」は、北東北の地名に使われる「ほろ」の漢字で、武具「母衣」の合字です。しかし室町時代には京都でも使われており、現在はなぜか北東北の他ここ南九州にも残って ていて「やん」と読むと。読みからは、やはり「胎衣」の合字である「褜」との混用の可能性も考えられています。

そして! 野田町郷土誌にも画像が出ていた湧水地、今は一部補修されて「袰川の湧水公園」とされてるとこ、ここでついに鹿児島の幽霊文字「袰」の現地表記発見!

66278.jpg 66278-1.jpg 66278-2.jpg 66278-3.jpg

しかも驚愕の「やんこがわ」読み!((((;゚Д゚))))))) 郷土誌によると、かつて字袰川の読みが「やんこ」だったそうですよ。

鹿児島県出水市野田町の河川、袰川は、肥薩おれんじ鉄道をくぐり、大字下名字袰川(やんかわ)地区に入ります

66277.jpg 66277-1.jpg 66277-2.jpg

1枚め右・2枚め左が字名は袰川、2枚め奥が肥薩おれんじ鉄道。

コインランドリーから徒歩900mの出水市立中央図書館に来て幽霊文字「袰」(ほろ)入りの地名を調査してましたが収穫多数!

66273.jpg

ただし地名の由来などはまったく分かりませんでした(^◇^;) ただいまコピーしてもらってて、受領次第、予定変更して現地に行きます!!

野田郷駅わきのここが、出水市が管理する河川、袰川の起点となってます

66276.jpg 66276-1.jpg

じっさいには駅前の側溝からの水が100%です。

2021/12/31

鹿児島県出水市野田町下名袰城(しもみょう やんじょう)!

65168.jpg 65168-1.jpg 65168-2.jpg 65168-3.jpg 65168-4.jpg

この時間1枚めから3枚めが短い出水市道、袰城大迫線。老人ホームを含むこの一周が、鹿児島県出水市野田町下名袰城(しもみょう やんじょう)という地名になります。残念ながら「袰」の表記は確認できませんでしたが、鹿児島県での幽霊文字「袰」の土地を歩き観ることができました!\(^ω^)/
なお、第4回方言漢字サミットで笹原先生が言及されてましたが、「袰」は武具の意味で室町時代には京都でも使われていたことが明らかとなっており、それがいつの間にか北東北と九州でだけ生き残っているという周縁化があります。まるでムラメシのイリカスが徳島と松阪にあるみたいだ!
また、九州の「袰」は、実はやはり合字の「褜」と交雑している可能性があります。笹原先生の記述をご参照ください

肥薩おれんじ鉄道野田郷駅から徒歩600m

65166.jpg 65166-1.jpg 65166-2.jpg 65166-3.jpg

こちら鹿児島県出水市野田町下名源田丸にかかる橋ですが、なんと市道で、かつその名は「袰城橋」。北東北の方言漢字として紹介してきた母衣(ほろ)の合字、袰が、なぜか鹿児島県にあります! しかも読みが「やんじょう」!! 実はこの手前、4枚めの肥薩おれんじ鉄道の築堤、これが古城「袰城」の跡でして、その近くだから橋も袰城橋と思われます。そしてこちら、かつては「袰之城」だったと。北東北では「ほろ」と読む「袰」ですが、九州の苗字に「袰川」があり「いやかわ」です。「いやのじょう」が「やんじょう」に変化した可能性。

2021/11/23

そして埼玉県八潮市大字垳の各所で幽霊文字にしてこの地名でのみ使われている方言漢字、垳

64876.jpg 64876-1.jpg 64876-2.jpg 64876-3.jpg

を拝みまくります!

洋中食堂りゅうしょうえんから徒歩2.1km、埼玉県八潮市垳322番地に所在するセブンイレブン八潮垳店でジャスミン茶とマリトッツォを買い小腸保護(笑)

64875.jpg 64875-1.jpg 64875-2.jpg 64875-3.jpg

やはり八潮駅で降りたら幽霊文字地名であり全国この地名にしか使われていない方言漢字、垳を拝んでおかないとね!(^_−)−☆ お店の配達車にもあふれる垳愛!\(^o^)/

2021/11/07

播磨新宮駅からすぐ、NTT西日本兵庫支店播磨新宮別館、旧播磨新宮電話局

64790.jpg 64790-1.jpg 64790-2.jpg 64790-3.jpg 64790-4.jpg

こちら所在のたつの市新宮町新宮字境田の「境」が国土行政区画総覧で「槞」と誤記されていたことが幽霊文字の原因だった、との、JIS規格書の総括への新見解として出されているそうです! 土地公示の関係と地番からしてもこの一角が旧字境田で間違いありませんよ!

2021/07/11

600m戻ってきて国道16号線に面した三峰技建

63868.jpg 63868-1.jpg 63868-2.jpg 63868-3.png

ここも住所表記が埼玉県入間市宮寺上岾下(かみはけした)2813-3とわかっています。先の市営岾下団地と同じ区画ですので、団地の住所も上岾下とわかりますね。
さぁ、ここまでをまとめますと、4枚めの赤が崖の上で岾上(はけうえ)、黄色と橙色が崖の下で上岾下(かみはけした)、紫が崖の下で岾下(はけした)。これで入間市の方言漢字にして幽霊文字、2つの大字にまたがる3つの小字に含まれていた「岾」めぐりをぶじ、終えました!\(^ω^)/

競売宅地から600m、埼玉県入間市の大字宮寺を抜けて崖(1枚め左奥の茶畑がまさに崖地形)の下を歩いてきて大字二本木にある自動車店

63867.jpg 63867-1.jpg 63867-2.jpg 63867-3.png

登記情報転載のWebから、字名が宮寺から続けて「上岾下」(かみはけした)だとわかります。まさに先週末の千葉県館山市白岾が大字洲宮と茂名に跨ってたのと同じ!

市営岾下団地から300m、埼玉県入間市宮寺2813-3ですが

63866.jpg 63866-1.jpg 63866-2.jpg

ここも競売にかけられたことがあり( ̄O ̄;)、裁判所サイトで字名が「上岾下」(かみはけした)であることがわかっています。ですので市営岾下団地も字は上岾下なのではないかと!(まぁ間違いないでしょう)

字岾上の太陽ステンレススプリング埼玉工場から300m、まさに崖の坂を降りた先にある入間市営岾下団地!

63865.jpg 63865-1.jpg 63865-2.jpg

くまなく見ましたかが幽霊文字「岾」の表記は発見できず残念。しかし! 当然ここの字は岾下だと思いますよね? でもなんとここは上岾下(かみはけした)らしいのです!
※なお、マピオンの団地名が「帖下団地」とかいう、ありがちな誤字になってますね(笑)

先の地価公示地から700m、まさに地形的には崖の上のへりを歩いてきまして太陽ステンレススプリング埼玉工場

63864.jpg 63864-1.jpg 63864-2.jpg 63864-3.jpg 63864-4.png

なんと公式サイトに小字名が「岾上」(はけうえ)と出ております!\(^ω^)/ 幽霊文字「岾」が、崖を表す古語「はけ」に埼玉県で当てられた方言漢字「岾」と暗合したちめいなのであります!!

埼玉県入間市宮寺岾下2697から700m、まさに3枚めでわかるとおり崖の下から上まで来ましてこちら新興宅地、宮寺2967

63863.jpg 63863-1.png 63863-2.jpg 63863-3.jpg

そしてここはまさに、埼玉県の地価公示の対象となっていることにより、小字名が岾上(はけうえ)だとわかります! まさに崖を表す古語「はけ」に当てられた幽霊文字「岾」の下と上!

先の岾下2670番から300m、1枚め右側が宮下2697-11

63862.jpg 63862-1.png 63862-2.jpg 63862-3.jpg

ですが2枚めの埼玉県の公文章によればここの小字名は幽霊文字「岾」入りの「岾下」(はけした)となっております!そして3枚下からわかる通りここはまさに崖の下の地形で4枚めの茶畑の向こうが崖の上。ちなみに古語で崖のことを「はけ」と言います!(伏線

胃が痛いんですが(笑)構わずイオンスタイル入間から徒歩2.9km、こちら埼玉県入間市大字宮寺2670

63861.jpg 63861-1.png 63861-2.png

現在入間市では小字名は廃止され市役所でも「お答えできない」とカ、カテェ状態ですが、裁判所の競売資料によると^^;ここ2670番地の小字名は岾下(はけした)。幽霊文字「岾」入りの地名です!

2021/07/04

今宵のお宿は洲宮バス停から徒歩600mの関東ITソフトウェア健保保養所トスラブ館山ルアーナ

63812.jpg 63812-1.jpg

なんと所在地は千葉県館山市洲宮白岾833-1! そう、幽霊文字「岾」入りの住所に建ってるのです! 19年1月に幽霊文字めぐりで訪問した際は健保組合が違ってて泊まれず指くわえて前通り過ぎたこちらに、ついに泊まります!

2020/08/22

立山黒部アルペンルートに立山黒部貫光立山ケーブルカーは終点立山駅に到着

61628.jpg 61628-1.jpg

ここももちろん富山県立山町芦峅寺なので(というか字が広過ぎだろ!( ̄O ̄;))、幽霊文字地名所在の駅ということになります。富山地鉄の駅はおととし暮れの岩峅寺めぐりの際に既訪なのでこれで失われた幽霊文字地名所在駅もコンプです\(^ω^)/

立山黒部アルペンルート立山黒部貫光立山高原バスは終点美女平に7分早着、そのまま行列して立山黒部貫光立山ケーブルカー立山行きにお乗り継ぎ

61626.jpg 61626-1.jpg 61626-2.jpg

もちろんここ美女平駅も幽霊文字地名富山県立山町芦峅寺の所在。さらにこのケーブルカーは先頭に無蓋貨車が連結されちょりますヽ(´▽`)/

立山黒部アルペンルート立山黒部貫光立山トンネルトロリーバスの終点室堂駅で下車

61622.jpg 61622-1.jpg 61622-2.jpg 61622-3.jpg

全国の鉄道駅で最高標高の2450m、そんな日本一駅の所在地がなんと幽霊文字地名ら富山県立山町芦峅寺であるというこのすばらしい事実\(^o^)/

幽霊文字地名富山県立山町芦峅寺地内にある大観峰駅から全国ゆいいつの無軌条電車路線、立山黒部アルペンルート立山黒部貫光立山トンネルトロリーバス室堂行きに乗車

61619.jpg 61619-1.jpg 61619-2.jpg 61619-3.jpg

最前左側確保\(^o^)/ こちらは今も鉄道路線でございます。というか関電バスの逆で、元はディーゼルバスの乗合路線でしたが今は鉄道になったっていうね。

立山黒部アルペンルートの立山黒部貫光黒部ケーブルカーは終点黒部平駅にとうちゃこ

61614.jpg 61614-1.jpg 61614-2.jpg 61614-3.jpg

乗り換えラッシュと無縁なウィズコロナ(苦笑)のためいったん駅舎の外に出られる余裕、4枚めこそはこれから乗る支柱ゼロの恐ろしいロープウェイのケーブルでありんす。

黒部湖駅から立山黒部貫光黒部ケーブルカーに乗り込みます

61612.jpg 61612-1.jpg 61612-2.jpg

まさにトンネル内のケーブルカー、そして両端の駅のみならず全区間が幽霊文字地名富山県立山町芦峅寺地内にあるであります!

レンズ虹な黒部ダム天端からトンネル入りまして立山黒部貫光黒部ケーブルカー黒部湖駅にとうちゃこ

61611.jpg 61611-1.jpg 61611-2.jpg 61611-3.jpg

実はここ、所在地が富山県立山町芦峅寺で、まさに富山の地域文字にして失われた幽霊文字「峅」入りの地名なのです。今日アルペンルート来たのは幽霊文字所在駅めぐりが目的のひとつ(^^)v

2020/07/24

満奇洞バス停から徒歩1.6km、標識ありませんが新見市営バス豊永赤馬線の終点、栩尾バス停の位置にある栩尾公会堂

61512.jpg 61512-1.jpg 61512-2.jpg 61512-3.jpg

「栩」はガチ幽霊文字「挧」の誤写元とされているため、全国のバス停を回ってきましたがこれでコンプ。「失われた幽霊文字を求めて」はこれでひっそりとコンプとなりました\(^o^)/ なお、NTT電柱は「栩」か「挧」かではなく、カタカナで逃げました(笑)。中国電力電柱は「アコウマ」で旧大字(現小字)名のカナ書き。

2020/07/23

そんな幽霊文字「寉」入りの土地、旧筑前国桑原村堂上寉、現福岡県大任町今任原下今任に立地するラーメン店、壱好でチャーシューめん750円を細麺カタで!

61489.jpg 61489-1.jpg 61489-2.jpg 61489-3.jpg 61489-4.jpg

骨髄のコクとわずかな後味の風味、そして臭みなし、塩味強めのスープは、細麺によく纏わり付きますし脂と赤身のバランスよく柔らかく薄塩のチャーシューともバランス(・∀・)イイ!! 6分完食完飲のごちそうさまでした!!( ^_^)/~

国鉄添田線今任駅から100mの今任中央交差点、ここは明治初期は筑前国桑原村堂上寉!

61488.jpg 61488-1.png 61488-2.jpg

現在はここは福岡県大任町今任原(いまとうばる)の、通称下今任と桑原の境界となります。が! 町役場税務課で字限図を調べていただいたところ、明治初期は自然村桑原村は私の立ち位置まであり、この位置の字名は堂上寉(どうかみつる)であったとわかりました。添田線ができるよりさらに前は、ここまでが桑原だったと。
というわけでまさにこちら、幽霊文字「寉」が使われている地名です。笹原宏之先生の96年の論文で「寉は佐賀県の池寉という地名に使われている」とありますが、その調査原本を国会図書館で調べましたが見つかりませんでした。代わりに笹原先生からこの堂上寉をご指摘いただき、「今後はこちらを例示します」とのことで、私の方でも、「寉」についてのみ、96年論文ではなくこちらへの訪問で事足りるということにいたしました。
というわけで幽霊文字「寉」、訪問できたこととなりまして、これで九州内の訪問対象の幽霊文字地名コンプ、全国でも残りは1ヶ所のみとなりました\(^ω^)/

幽霊文字バス停枦の木から西鉄バス筑豊23系統飯塚バスターミナル行きにSuicaタッチして乗車

61475.jpg 61475-1.jpg 61475-2.jpg

じもてぃ7人乗ってますよ(^○^)

さて枦の木バス停に戻りさらに階段かなり登りますと、県営櫨の木団地ですが

61474.jpg 61474-1.jpg 61474-2.jpg 61474-3.png

そして2枚めのポンプ場、「山田ハゼの木地区加圧ポンプ場」らしい…ついにカナ表記まで登場かよ!(^◇^;) いやー存外に楽しめました、幽霊文字バス停枦の木( ^_^)/~

「長野」のすぐ先にありました道路信号、しかし表記は「はぜの木」…

61471.jpg 61471-1.jpg

…すでにこの地の表記は「枦の木」「櫨ノ木」「はぜの木」と3種類見つかりました(笑)。

幽霊文字バス停枦の木の下りバス停のすぐ先、上りバス停のある位置の道路信号は「長野」ですが

61470.jpg 61470-1.jpg

この先でハゼ出てきますんで(^◇^;)。むしろ左の看板が櫨ぢゃねーかよと!(^◇^;) そして右のスーパーは廃かと思いきやものすごく時短でなんとかやってるようです。

3分遅延の枦の木バス停で下車

61469.jpg 61469-1.jpg 61469-2.jpg

私以外の方は手前で降りてここから無人。ハゼノキを表す漢字「櫨」の略字として九州の各地で使われる「枦」はJIS漢字制定当時の漢和辞典に未掲載だったため幽霊文字よばわりされたわけです。が。この地は表記バリエ凄し(笑)

2020/07/22

簗瀬バス停から予定より1本早い産交バス阿蘇駅前行きで折り返し

61440.jpg 61440-1.jpg

去年の夏と同じくバスへの忘れ物…orz

熊本県小国町大字下城字簗瀬にある簗瀬バス停の真ん前は2009年閉校の小国町立下城小学校

61439.jpg 61439-1.jpg 61439-2.jpg

敷地の反対側はまさにやな漁できる地形ですな(^○^)。
…なんて書いてますが! 実は先の投稿の直後に、リュックをバスに忘れたことが判明!( ̄◇ ̄;) 財布出てきたと思ったら今度は荷物かよorz ただし今回はそのバスは必ず折り返してくることが明らかでかつそれを待てるわけで(^◇^;)、至急産交バス阿蘇営業所に電話しましたが、営業所からバスに電話が行く前に運転手さんが回送バスなのに停まってくれましたm(__)m もちろん営業所にも電話でお礼をば。m(._.)m

1分遅着の産交バス簗瀬バス停で下車

61438.jpg 61438-1.jpg 61438-2.jpg

熊本県小国町大字下城字簗瀬。川魚を獲るやな漁の仕掛けを表す和製漢字「簗」はそれやってる全国各地の地名に使われており78年のJIS漢字に収録され、当時の漢和辞典になぜか出てなくて幽霊文字呼ばわりされたわけです。なぜか産交の鼈甲飴が「梁」、ですが運賃表は「簗」。小国町乗合タクシーはすべて正しく「簗」。

2020/07/21

その農協由来のバス停名、そして幽霊文字バス停の、枦宇土農協前から、1分遅延の産交バス本渡バスセンター行きに乗車

61410.jpg 61410-1.jpg 61410-2.jpg

また乗客私だけよ…

枦宇土地区コミュニティセンターから400m、元枦宇土農協

61409.jpg

これもたぶん平成大合併の天草市合併前からクローズなのかも…(続

枦宇土保育園&枦宇土地区コミュニティセンター

61408.jpg 61408-1.jpg 61408-2.jpg 61408-3.png

やはり以前は枦宇土公民館だったようですが…これ敷地的に元櫨宇土村役場だったんでわ?!?!
そして3枚めの看板、やはりこの地区はかつてハゼノキたくさんあり秋は山が赤く染まってたと、その復興プロジェクトやってますよ!(^○^) でよく見ると… 小字というか公民館出てた! やっぱりさっきの「大地」は小字だったんだ!\(^o^)/

元独立自治体だけありちゃんとバス停近くに万屋さんや道路信号もある熊本県天草市枦宇土町

61407.jpg 61407-1.jpg 61407-2.jpg

3枚め奥に枦宇土保育園と枦宇土地区コミュニティーセンターがあるので行ってみます。

枦宇土バス停の向かいに公民館あるんで寄ってみたら…なぜか「大地自治公民館」!

61406.jpg 61406-1.jpg

枦宇土じゃないの!?!?

枦宇土バス停から100m、12年閉校の天草市立枦宇土小学校跡

61405.jpg 61405-1.jpg 61405-2.jpg

枦宇土は昭和の大合併まで独立自治体、櫨宇土村で、本渡市合併時に枦宇土町という幽霊文字地名になったのでした(^○^)

2分遅着の立派な待合所のある枦宇土(はじうと)バス停で下車

61404.jpg 61404-1.jpg

途中の病院とイオンで他の乗客みな降りてここからは無人。
こちら言うまでもなく、ハゼノキを表す漢字「櫨」の略字にして78年制定のJIS第二水準に収録されたものの当時の漢和辞典に出てなかった幽霊文字バス停です。

2020/07/20

多比良駅前バス停から上り坂4.5km歩いてきて向こうに見えるは雲仙岳な島鉄バス枦山(はぜやま)バス停に到達

61385.jpg 61385-1.jpg 61385-2.png

ハゼノキを表す「櫨」の略字で九州各地の地名や人名になっていますがJIS漢字制定当時の漢和辞典に出てなかったため幽霊文字呼ばわりされたものです。
で! ここは幽霊文字よりさらに興味深い地名! 通称地名枦山ですが現在の住所は長崎県島原市有明町湯江丙。実はここには本来の大字は無く、代わりに長崎県独自の地域単位「名(みょう)」があり、元は「有明町釘崎名」でした。そこに「湯江」の3番めで「丙」をつけたものを字名としています。故に周囲は湯江甲、湯江乙、湯江丁、なのよ!(OvO)

箞木小学校前バス停から2分遅延の昭和バス佐賀駅バスセンター行きに乗車

61373.jpg 61373-1.jpg 61373-2.jpg

ていうか往路は漢字だった運賃表示がこちら復路では仮名なんですけど!( ̄O ̄;)

佐賀県唐津市厳木町箞木地区の県道に面した神社わきに公民館

61372.jpg 61372-1.jpg

立派な標札ですが「巻」が「ソ」。どちらかというと「民」に「ヽ」が付いてる方が気になりますかね。これは毛書の場合によくある、表記上の意味は無いものかもです(^^;;。でもそれが時を経て正当な漢字表記になることもある!(例:土にヽ)

佐賀県唐津市厳木町箞木地区の東端にある道路信号と踏切

61371.jpg 61371-1.jpg

やはりどちらも西端と同じで、道路は「巻」が「ソ」、踏切はかな表記。ていうかこっちは「うつぼぎうえ」で西が「うつぼぎしも」って、上下が釣り合って無くね?(^◇^;)

佐賀県唐津市厳木町箞木地区にあるNTT電柱のひどい表記揺れ(笑)

61370.jpg 61370-1.jpg 61370-2.jpg 61370-3.png

でも「ハ」無いのね。なお、「巻」ってのは、なんと国土地理院が配布してる電子データがそうなってることによる誤字汚染です!(怒)

佐賀県唐津市立箞木小学校に通学用の唐津線と県道を跨ぐ歩道橋

61369.jpg 61369-1.jpg 61369-2.jpg 61369-3.jpg 61369-4.jpg

市合併後に新調された学校標札、そして歩道橋も、しっかり「巻」の点々が「ハ」であります!\(^ω^)/

ではじっくり「幻の幽霊文字・箞」の現地表記を舐め回していきます、まず箞木小学校前バス停の周囲から

61368.jpg 61368-1.jpg 61368-2.jpg 61368-3.jpg

少なくともiPhoneでは下半分「巻」の点々が「ハ」ですが、バス停や信号機は「ソ」になってますね。さらに踏切名や郵便ポスト住所はかな表記になってます(^◇^;)

9分遅着の箞木小学校前バス停(うつぼぎ)で下車!

61367.jpg 61367-1.jpg 61367-2.jpg

3枚め左側がまさに箞木小学校。この「箞」は後述する謎過程を経て「誤った字体で幽霊文字化される」事態が偶然回避されたものの正しい字体も78年制定のJIS第二水準に入らず、00年の第三水準に改めて収録されたという、いわば「幽霊文字になり損ねた」漢字です。

2020/07/19

神埼駅から徒歩1.7km、佐賀県神埼市神埼町本居牟田におる天満神社

61356.jpg 61356-1.jpg 61356-2.png 61356-3.jpg

こちら大正時代の資料では小字名が「一の鶴」とされていますが、明治初期の資料ではなんと! 謎漢字になっています。これは幽霊文字「寉」入りの小字名を国会図書館でしらみつぶし目視サーチしてるときに見つけたもの。「寉」に横棒1本増えたもので幽霊文字ですらありませんが参考資料的に訪問してみました。なおここは自然村本居牟田の靏田分という枝村的な地域であり、確かに鳥居に「鶴田」と見えます! がその上はもしかしたらこの謎漢字かもですが読み取れず…残念。

2020/07/08

田沢湖線普通大曲行きは岩手県滝沢市大釜大清水を通過

61074.jpg

ここは滝沢村大字大釜字埖溜(ごみだまり)という幽霊文字「埖」入りの地名でしたが、市への移行時に地主が農作物を産直で売るのにこの名前嫌ですと陳情した結果消滅したのでした…実は某8の字のお姉様が近隣にお住まいでいろいろ情報も伺ってます!

2020/06/28

そして旧道と歩いてきたバイパスの交点になぜか唐突に電柱広告があり、ここは大字簗沢、と、JIS規格の字体で出てました(^○^)

60818.jpg 60818-1.jpg

ま、包摂されたわけですからね。しかしNTT電柱はわざわざ「刀の右の点」なしを今も継承しているのがすごいな…\(^o^)/

山形県米沢市大字簗沢は大字だけあってバス停もたくさんあり幽霊文字「簗」入りのバス停もありませんし、また現地にも大字名表記が見当たりません。と思いきや!

60817.jpg

旧道の電柱にあった!…あいや!! これ「簗」の刀の右に点がない!!! そしてまさにそのことが笹原論文に出てるぞ!!!!

西米沢駅から徒歩5.4km、米沢市立三沢東部小学校

60816.jpg 60816-1.jpg

住所は山形県米沢市大字簗沢で、笹原宏之先生の96年論文で「ここに使われている」と示された幽霊文字「簗」の地名のひとつです。自然村簗沢村が町村制施行時に三沢村大字簗沢となり、昭和の大合併で米沢市大字簗沢に。ここも戦前は簗沢小学校でした。

2020/06/20

久世駅から徒歩6.9km(最短ルートより700m長いが高低差がはるかに少ない)で真庭市コミュニティバスまにわくん7系統の影簗バス停(岡山県真庭市大字樫東字影簗)に到達

60753.jpg 60753-1.jpg 60753-2.jpg

やな漁の設備を表す和製漢字「簗」は全国各地の地名になってますがなぜか78年当時の漢和辞典に出ていませんでしてJIS第二水準に収録されたことで幽霊文字呼ばわりされました。しかし! なぜかストビューの画像見ると「影穴」になってる…真庭市役所によると、2007年に中鉄美作バスのバス停名を引き継いだが、地元から「集落名と同じにしてほしい」と要望があり、2016年に現在の影簗となり、みごと?幽霊文字バス停になったようです^^;

久米カントリークラブ駐車場に到達

60749.jpg 60749-1.jpg 60749-2.jpg

ここがまさに、96年笹原論文で幽霊文字「糘」の実在例として挙げられた岡山県津山市久米町桑下通称糘山となります。決め手は我らがgoo地図! 他の遺跡資料などとの照合で、ここがまさに戸脇糘塚との境界でしょう。このCCの建設で糘山集落は南の麓に集団移転しています。

別の遊歩道から久米カントリークラブの車道に戻ってきました

60748.jpg

こんな立派な幽霊文字看板が!\(^o^)/

天下茶屋跡の「糘塚」との標識の先にリンバーグ岩標識

60747.jpg 60747-1.jpg

鉱石素人なのでパッと見まったくわからずスルーして(^◇^;)、こちら、たぶん岡山県津山市久米町大字戸脇通称糘塚と思われます!

天下茶屋跡からすぐ、藪じゃなく低木群を分け入ったすぐ先に幽霊文字三角点、糘山!\(^o^)/

60746.jpg 60746-1.jpg 60746-2.jpg 60746-3.jpg 60746-4.jpg

3枚めの先は津山市街地ですよ。

遊歩道入口から400mほど入ったところにこんな標識群!

60745.jpg 60745-1.jpg 60745-2.jpg 60745-3.jpg

中国地方で「もみがら」を表す古語「スクモ」に広島県で当てられた地域文字にして幽霊文字「糘」がなぜか岡山県にあるという!

2020/06/19

岡山県美作市上相・中尾通称鍛冶屋逧から徒歩600m、美作市杉逧(すぎせこ)

60724.jpg 60724-1.jpg 60724-2.jpg 60724-3.png

みごとな「せこ」=谷あい地形! ですがここもまた地名表記なし…2月と合わせて6カ所の「逧」入りの地を訪ねましたがこれまで一つも見てないよ現地での地域文字「逧」表記を!orz

岡山県勝央町豊久田勝負逧から徒歩4.6km、中国道勝央JCTのわき

60723.jpg 60723-1.jpg 60723-2.jpg 60723-3.jpg 60723-4.png

この一帯はまさにたたらに関係する鍛冶屋逧という通称地名です。美作市では小字は廃止されてますが、北側は上相町、南側中尾町で、この両側が鍛冶屋逧のようです。3枚目はまさに上相の鍛冶屋逧遺跡。しかし、国土行政区画総覧では中尾カジヤ逧となっていてしかも読みが「せこ」。謎が深まりますがどちらも鍛冶屋逧なのでしょう! 残念ながらここにも表記はなし。

岡山県勝央町大字豊久田通称小逧から500m、通称地名勝負逧(しょうぶざこ)

60721.jpg 60721-1.jpg

カッコ良すぎる地名ですが、岡山島根では「しょうぶ」はたたら製鉄と関係のある地名なのです(鉄分を含む土の地、ソブ)。それと西日本で谷あいを表す古語サコに美作で当てられた地域文字「逧」の合体。残念ながら地名看板はくまなく回りましたが見当たりませんでした(泣)。

美作インターから徒歩5.4km、こちら岡山県勝央町大字豊久田通称小逧(こざこ)

60720.jpg 60720-1.jpg 60720-2.jpg 60720-3.png

谷あいや中洲を表す西日本の古語「さこ」に主に美作地域で当てられた地域文字「逧」入りの地名で、78年制定のJIS第二水準に収録されたものの当時の漢和辞典に出てなかったため幽霊文字呼ばわりされたものです。まさに両側が丘になっているさこ地形! 残念ながら現場の地名表記は見当たりません。

2020/06/07

山形鉄道荒砥駅から3.1km、白鷹町津島台浄水場にある小四王原遺跡

60699.jpg 60699-1.jpg 60699-2.jpg 60699-3.png

遺跡には本来住所としては不要な小字名が史料に残されることが多く、ここは山形県白鷹町大字高岡字内圸(うちまま)。崖を表す東日本の古語「まま」に置賜地方で当てられた地域文字にして幽霊文字の圸です!

山形鉄道長井駅から500m、山形県長井市ままの上に所在の長井市役所

60697.jpg 60697-1.jpg 60697-2.jpg 60697-3.png 60697-4.jpg

84年にかなに変更されましたがそれまでは「圸の上」、この地名を唯一の根拠としてJIS第二水準に収録されたものの当時の漢和辞典に無く幽霊文字呼ばわりされたものです。電柱に漢字出てた!\(^o^)/

市町境越えて山形県飯豊町大字中字圸ノ上に来ました

60693.jpg 60693-1.jpg 60693-2.png

まさに長井市から撮った2枚目から見てママ=東日本の古語で高台・崩落地形を表す地名です。そして「圸」はそれを表す置賜地方の地域文字です。これで「失われた幽霊文字を求めて」で未訪問の幽霊文字がなくなりました!\(^o^)/

先生! 山形県長井市九野本屶柄の中に「甘酒」(あまさけ)っていう謎の集落名の看板!( ̄O ̄;)

60692.jpg 60692-1.png

ここは町村制実施前は自然村九野本村なので屶柄が小字のはず、…謎過ぎます(;゜0゜)

南長井駅から徒歩2.8km、山形県長井市九野本屶柄です!

60690.jpg 60690-1.jpg 60690-2.png 60690-3.jpg

鉈=山刀の合字で、ここと宮城県の二ヶ所の字名に使われていたことでJIS第二水準に収録されたものの当時の漢和辞典に未収録だったため幽霊文字呼ばわりされたものです。JISの収録元の国土行政区画総覧では84年に「なた柄」とされましたが、国土地理院地図には今も屶柄と出ています。そしてなんとここ、72年の国土行政区画総覧では「山力」になっててぜんぜん屶じゃないじゃん!(^◇^;) たぶん総覧が誤字だと判断されたのではないかな?

2020/05/30

簗沢バス停から山辺町コミュニティバス中作線山辺温泉行きに乗車

60639.jpg 60639-1.jpg

なんと運賃100円は先払いで軽く怒られました、サーセン(^◇^;)
乗客は私だけですよ。。

作谷沢支所から400mの幽霊文字バス停、簗沢に来ました

60638.jpg 60638-1.jpg 60638-2.png

支所の駐車場側にベンチがあり脚は休ませられましたが…いやはや気温8℃で睡魔に負けるとヤヴァそうだったので踏ん張りました…5時半くらいから日差しが直で当たるようになり30分ほどうとうとできましたよ。
そしてここ、大字簗沢のはずれなんですね。。。まぁフリー乗降区間なので無問題なんですが(^◇^;)、フリー乗降のわりには鼈甲雨が両側にありますな(^○^)

羽前山辺駅から徒歩13.0km、作谷沢支所兼公民館にとうちゃこ

60637.jpg 60637-1.jpg

…かなりちんたら歩いたつもりですが結局3時間15分で着いちゃった! 明るくなってきたとはいえめちゃくちゃ寒い中どうやって2時間半待つの…orz
そしてこの作谷沢支所、要は昭和の大合併まで作谷沢村だったということなんですが、そもそもその作谷沢という名前が、町村制実施時の自然村、北作・畑谷・簗沢から1文字ずつとった合成地名なんですよ!(OvO)
2枚目は作谷沢小中学校、戦後できた、ってことは戦前は簗沢小学校だった可能性もありえますね!(^○^) でもこちらもごたぶんに漏れず、今年度限りで統合だそうな…ヽ(;▽;)

今回の野良学術調査の目的地、幽霊文字地名「簗沢」に初遭遇

60634.jpg

ここまでこの画像も強力に照らせてるLEDライトつけつつiPhoneから初期YMOやKYLYNなどを掛けて熊除けのつもりでしたが、まったく不要でした。というのもかなり牛舎が多い! これはかえって牛さんたちに迷惑と音を切りました。実は山形県の熊出没マップでもこのあたりは空白地帯になってまして、事前調査時に「なんでだろう??」だったんですが、ナットク!(^○^)

2020/05/02

青森県今別町の、大字大泊・砂ヶ森・山崎(の飛地)に囲まれた、大字袰月の飛地に到達しました!

60616.jpg 60616-1.jpg 60616-2.png

昨年6月、宿泊した海峡の家ほろづきからまっすぐ来ようとしましたが完全藪化してて断念、今回は藪の少ない春先に林道から大回りすることで成功! 「袰」は武具「母衣」の合字で、北東北の地名に使われているためJIS第二水準に収録されたものの、当時の漢和辞典に未掲載の幽霊文字でした。幽霊文字地名の飛地の訪問もこれで全国コンプかな?

2020/04/26

京都府京都市左京区浄土寺広帖町(こうちょうちょう)についに到達!\(^o^)/

60594.jpg 60594-1.jpg 60594-2.jpg 60594-3.jpg

おおまさに、こちらのページの図にある分岐そのもの! そして国勢調査の字境界データをジオグラフィカに落とし込んで位置確認もできました!!

こちら上記スクショのとおりですが、国土行政区画総覧に「広岾町(ひろやまちょう)」と記載されていたことを唯一の根拠としてJIS第2水準に登録されたものの当時の漢和辞典に掲載されていなかった幽霊文字「岾」のまさに由来の地なのです。ただしこの町名は現在の広帖町(こうちょうちょう)に修正されてしまい宙に浮いてしまったと…しかし衝突用例として、埼玉県所沢市南永井大岾千葉県館山市洲宮白岾という関東の地名にしっかりと使われているのでありました。とはいえここがまさに元祖! JIS委員が試しに来てみたら遭難しかけたって土地ですが、インターネッツ時代だからこそ私でも楽にたどりつけたのでありますよ\(^o^)/

2020/03/28

ついに秋田県秋田市下浜桂根粐蒔沢(ぬかまきざわ )に到達しました!

60517.jpg 60517-1.jpg 60517-2.jpg 60517-3.jpg 60517-4.png

この2枚めの先にかつて桂根油田がありましたが、完全に小川がついてしまっててトレッキングシューズでは横断不能となりここまで。
「粐」はまさにJIS第二水準にこの地名を唯一の根拠として収録されたものの当時の漢和辞典に出てなかったため、幽霊文字呼ばわりされていました。そしてその根拠を国土行政区画総覧の全履歴の全文字調査を行って証明した96年の笹原宏之先生の論文! 「粐」はいいけど「薪」じゃなくて「蒔」ですから!!(^◇^;)(弘法も筆の誤り)
なお、今回ここに到達できたのは、 こちらのWebページがあったからこそ です! ありがとうございましたm(_ _)m

2020/03/16

高知県大月町大字柏島字鵈谷(みさごたに)への到達達成!

60357.jpg 60357-1.jpg 60357-2.png 60357-3.jpg 60357-4.jpg

これで幽霊文字「鵈」関連の土地、全国4カ所(福島、秋田、長野、高知)コンプです\(^o^)/
「鵈」は福島県相馬市の字名「鵈沢」を唯一の根拠にJIS第二水準に収録されましたが当時の漢和辞典には出ておらず幽霊文字呼ばわりされました。そしてその地名は「鵃沢」の誤りとわかり、本当の幽霊文字とも思われました。しかし全国でほかに3か所、「鵈」が入る地名があるとわかっており、そのうちの一か所がここ、高知県大月町大字柏島字鵈谷です。他についてはリンク先をどうぞ
ただですね…!! 角川の地名大図鑑見ると…なんと高知県大月町柏島のここの字名は「鵈」ではなく「目鳥」になってるんですよ!! これもしかして、同じ高知県内の「汢の川」の「汢」がホントは冫だったのに氵でJIS入りしたため地名も氵にしちゃった、のと同じかもですよ!!

2020/02/24

2分早着(^◇^;)の枦谷(かたらがい)バス停で下車

60224.jpg 60224-1.jpg 60224-2.jpg 60224-3.jpg 60224-4.jpg 60224-5.jpg 60224-6.jpg 60224-7.jpg 60224-8.jpg 60224-9.jpg 60224-10.jpg 60224-11.jpg 60224-12.jpg

ここから回送運転なので取り残されざるを得ないよねざわ。ここは1987年3月31日まで国鉄バス川本北線君谷線が走ってました。そう、国鉄分割民営化の日であり、国鉄最後の公示はまさにこの路線の廃止だったのです。
しかし! 国鉄バス君谷線廃止の公告にはなんと「石見多田-櫨谷」と区間が記載されているのです! まさに、ハゼノキを表す漢字「櫨」が略字化され、九州の地名人名に多い幽霊文字「枦」になったわけです。
しかしここで疑問となるのは、「櫨」はハゼノキであって「カタラ」とは読まんだろうという。実は島根ではカタラというのはサルトリイバラのことであり、これは西日本における柏餅のカシワの代わりに葉を使う植物です。おそらくはなぜか「櫨」をカタラに当てたという歴史があり、その時点でハゼノキとの衝突用例になってて、どちらも同じ略字となって幽霊文字化したと。
ではなぜ国鉄バス君谷線の停留所は書類上は「櫨」だったのかとなります。そこで美郷町役場に照会をしました。ここは町村制実施までは自然村「櫨谷村」でしたが、その時代から「枦」表記が文書に見られると。そして君谷村になってからは「枦」で統一したはずたと。
しかし現実には今もまだ! バス停わきの郵便ポストは「櫨」になっています。もちろん他はすべて「枦」です(電柱はカナ)。
ただ…まだ続くんですよ、騙されてはいけない! 「角川日本地名大辞典」も「島根県の地名」でも、現地名の旁は「戸」ではなく「馿−馬」になってます。そして美郷町役場の見解も「正しくは馿−馬」ですと。笹原宏之先生の幽霊文字実在証明論文にも出てますが、最新版の国土行政区画総覧では「木+馿−馬」に戻っているようです。
いや、ホント幽霊文字の探訪は面白い!\(^o^)/

定時着の簗瀬駅前バス停で480円支払って下車

60201.jpg 60201-1.jpg 60201-2.jpg

ここまでに私だけになってましたがここから入れ替わりで1人乗車してきました。 …なんと! 三江線石見簗瀬駅の木造駅舎が撤去されとるがな!!。゚(゚´ω`゚)゚。
ここは町村制施行前の自然村「瀬村」で、古文書にまさに「梁漁の梁があるから瀬」って書いてあります。ここ含めて全国にたくさんある地名なのに、なぜか漢和辞典に出てなかった幽霊文字「」を含むバス停&廃駅。

2020/02/23

上糘地バス停から300m、高宮バス停から3.9kmの、広島県安芸高田市甲田町大字糘地(すくもじ)の糘地集会所

60185.jpg 60185-1.jpg 60185-2.jpg 60185-3.png

小学校跡が疑われるグラウンドですが証拠はありません。籾殻を表す中国地方の地域文字にして幽霊文字呼ばわりされた「糘」、町村制実施前の自然村「糘地村」からですが江戸初期の記録では「すくもし村」とかな表記だったそうな。

糘地バス停から400m、広島県安芸高田市お太助バスの上糘地バス停

60184.jpg 60184-1.jpg 60184-2.jpg

時刻表剥がれてません。先の住居表示板からすぐでしたね。
これで、籾殻を表す中国地方の地域文字「糘」(すくも)入りの3バス停、コンプです\(^o^)/

広島県安芸高田市甲田町大字糘地を貫く県道4号線にある標識にもちろん地名として幽霊文字「糘」がばっちり掲示!

60183.jpg 60183-1.jpg 60183-2.png

そして神社の前に住居一覧があってぜんぶボカすしかない( ̄◇ ̄;)

下糘地バス停から800m、広島県安芸高田市甲田町大字糘地にある糘地バス停

60182.jpg 60182-1.jpg 60182-2.png

籾殻を表す中国地方の地域文字にして、ここ由来でJIS第二水準に収録されたものの当時の漢和辞典に出てなかった幽霊文字でした。お太助バスの時刻表、剥がれたんだかで無いぞ!

広島県安芸高田市甲田町大字糘地にある下糘地バス停から300m、下城集会所

60181.jpg 60181-1.jpg 60181-2.jpg

つまり大字糘地には下糘地という小字があるのではなく、小字は下城だとわかります。そしてNTT西電柱が「すくも」とひらがな! せっかく幽霊文字呼ばわりされつつもJIS第二水準に収録された漢字なのに! 変換してよ!!(^◇^;)

高宮バス停から徒歩2.4km、こちら広島県安芸高田市甲田町大字糘地(すくもじ)にあります安芸高田市お太助バスの下糘地バス停

60180.jpg 60180-1.jpg 60180-2.jpg

元備北交通バス仕様のポールバス停です。西日本で籾殻を表す古語「すくも」に中国地方であてられた地域文字「糘」、この地名を根拠にJIS第二水準に収録され、しかし当時の漢和辞典に出てなかったため幽霊文字呼ばわりされた漢字です。そしてNTT西電柱も糘地!(^○^)

2020/02/01

宮本武蔵駅から徒歩トータル21.4km、こちら兵庫県佐用町淀の通称地名亀ヶ逧(かめがさこ)

60009.jpg 60009-1.jpg 60009-2.jpg 60009-3.jpg

西日本で谷合の地形を表す「さこ」に岡山鳥取で当てられた地域文字で、よってJIS第二水準に収録され幽霊文字呼ばわりされた「逧」が、なぜかここだけ兵庫にはみ出しております。なお、最新版の国土行政区画総覧ではこの通称地名は削除されてまして、じっさい公民館も「淀倶楽部」になってますね。。

岡山県美作市大字梶原の、失われた幽霊文字・逧や難読文字・乢を含むと税務課からご案内いただいた集落をくまなく歩いた!

60005.jpg 60005-1.jpg 60005-2.jpg 60005-3.jpg 60005-4.jpg

ので制覇とさせてください(^◇^;)

宮本武蔵駅から徒歩8.8km、こちら岡山県美作市大字梶原字深逧

60004.jpg 60004-1.png 60004-2.png

「逧」は西日本で谷の地形を表す「さこ」に当てられた中国地方の地域文字で、多数の地名からJIS第二水準に収録されましたが当時の漢和辞典に出ておらず幽霊文字呼ばわりされました。で、現行の国土行政区画総覧でも、大字梶原には「逧」があると書かれてるんですが、旧土地台帳を持つ美作市税務課に照会したところ「逧という字はありません」。ということで代替として、災害警戒地図から拾ったこちら、深逧に寄ってみました。

公民館から100m、鳥取県鳥取市祢宜谷の祢宜谷神社

59994.jpg 59994-1.jpg 59994-2.jpg

国土行政区画総覧がなぜか一時期のみ幽霊文字「袮」(衣篇)で表記していた地名ですが、神社名は祢でも禰でもない新旧字体の合字になっとるがな!(笑) というわけで、当然のこととはいえ、現場では幽霊文字「袮」表記は見つかりませんでした!(^◇^;)

祢宜谷バス停から500m、鳥取県鳥取市祢宜谷(ねぎだに)の公民館、祢宜谷生活改善センター

59993.jpg 59993-1.jpg 59993-2.jpg

もちろん「祢」は示篇であって衣篇の幽霊文字「袮」ではありませんね。

日本交通バス若桜線を祢宜谷(ねぎだに)バス停で390円支払って下車

59992.jpg 59992-1.jpg 59992-2.jpg 59992-3.jpg

こちら、JIS漢字を決めた際の国土行政区画総覧ではこの字でしたが、のちになぜかわざわざ幽霊文字「袮」(衣篇)に書き換えられ、93年版でこの字(示篇)に戻された謎地名です。「袮」はゴミか汚れを誤認しただけ説(^◇^;)

2020/01/01

幽霊文字バス停、枦田(はした)から、霧島神宮渋滞により54分遅延!の鹿児島交通バス国分駅行きに乗車

59848.jpg 59848-1.jpg

帰りの飛行機の時刻的にこれは終点まで乗ってからタクシーしかありません…涙

鹿児島交通バス枦田(はした)バス停

59847.jpg 59847-1.jpg 59847-2.jpg 59847-3.jpg

幽霊文字入りのバス停はすべてめぐるということでやってきました。なんか待合所がやたら立派!

霧島温泉目の湯から徒歩10.0km、こちら鹿児島県霧島市霧島田口枦田(はした)にある枦田自治公民館

59846.jpg 59846-1.jpg 59846-2.jpg 59846-3.png

「枦」は櫨=ハゼノキの略字で九州の地名人名でしばしば使われ、よってJIS第二水準に収録されましたが、当時の漢和辞典に出ていない幽霊文字でした。

2019/12/31

国鉄宮之城線薩摩永野駅前にある、旧薩摩町全図。

59815.jpg

さきほど訪問した幽霊文字地名「簗平」のほかにも「搦」なんて小字名が!(OvO) 中部以西で見られる「搦」地名は「からみ」と読み、干拓地をあらわすんですが、こちら山の中、読みも「からげ」とのことでミステリーです!!

簗平バス停から500m、鹿児島県さつま町大字永野通称簗平にある簗平公民館

59813.jpg 59813-1.jpg 59813-2.png

幽霊文字地名です。地図の黄色い星が簗平バス停です。ゆるい起伏の大地にひろがる集落です。

永野バス停から徒歩1.9km、南国交通バス簗平バス停

59811.jpg 59811-1.jpg 59811-2.jpg 59811-3.jpg

空港バスがモロにこの道通過してますが停まらんので歩いてきました(^◇^;)。「簗」はやな漁の仕掛けを表す和製漢字で、秋田岩手から鹿児島まで全国に存在する地名に使われていますが、なぜかJIS第二水準制定当時の漢和辞典に出ていなかったため幽霊文字呼ばわりされていました。

2019/12/30

槝ノ浦バス停から400m、鹿児島県阿久根市脇本の幽霊文字バス停、槝ノ浦西バス停

59791.jpg 59791-1.jpg

位置関係がなんとも妙、西から 槝ノ浦西バス停ー400mー槝ノ浦西公民館=槝ノ浦バス停ー900mー槝ノ浦東公民館 という、バス停と公民館がひとつずれてるんでした。

そしてその槝ノ浦バス停のすぐ後ろにあるのは鹿児島県阿久根市脇本の槝ノ浦西公民館

59790.jpg 59790-1.jpg 59790-2.jpg 59790-3.jpg

まさにJIS第二水準収録の根拠である、国土行政区画総覧に記載の通称地名、槝ノ浦東と槝ノ浦西のセットのひとつです。老人クラブも幽霊文字入り(^○^)

この地の名前だけからJIS第二水準に収録された幽霊文字「槝」の元ネタの土地、槝ノ浦東公民館から900m、こちら南国交通バス槝ノ浦バス停

59789.jpg 59789-1.jpg

だいぶん離れてるぞ!( ̄O ̄;)

槝之浦東公民館から100m、ここは槝之浦東集落の中心部に見えますが、なぜか南国交通のバス停は「塘町」

59787.jpg 59787-1.jpg

なぜなんだ!

エーコープ三笠店で動画編集終わり、雨の中バッグ3つで傘さしつつMacBook Air手持ちでエンコ(笑)しつつ、1.0km歩きまして鹿児島県阿久根市脇本の槝之浦東公民館

59786.jpg 59786-1.jpg 59786-2.png 59786-3.png

「槝」は由来不明の、この地の地名とご出身の方の苗字にのみ使われていることでJIS第二水準に収録され、当時の漢和辞典に出ていなかったために幽霊文字呼ばわりされたものです。

2019/12/29

コインランドリーから1.1km、水俣市立水俣第二小学校正門

59769.jpg 59769-1.jpg 59769-2.jpg 59769-3.png

この一帯はまさに水俣学Webサイトにて「膤割」とされる地区(一部、西のチッソ工場含む)です。この「膤」、まさに水俣市のかなり昔の通称地名であるこの膤割を唯一の根拠として78年にJIS第二水準に収録された幽霊文字ですが、ではその実在を示すここはなんと読むのか。上記サイトでは「すねわり」ですが、96年笹原論文では「「ゆきわり」と現地の役所で確認」とあります。はてさてどちらが正しいのか!?!?

硴原農村公園

59763.jpg 59763-1.jpg 59763-2.png

幽霊文字「硴」入りの八代市硴原公園てのがあると検索で知り、3kmちかく流浪しましたが結局どの地図もおかしくて正しくは硴原公民館からたった200m! しかも公園名の表記いっさいない…

セブンイレブン八代鏡町両出店から1.5km、こちら熊本県八代市鏡町大字貝須通称硴原(かきわら)公民館

59762.jpg 59762-1.jpg 59762-2.jpg 59762-3.png

牡蠣を表す九州や山口の地域文字にして失われた幽霊文字入りの公民館です。JIS第二水準入りの根拠たる国土行政区画総覧ではここだけは「硴」の右下のヒのノが左に突き抜けているんですが、公民館看板もおざや (これで検索すると硴の字が出てきます!)記念札も、手書きなのに突き抜けてませんですよ。

宇城市境から徒歩100m、熊本県氷川町大字高塚通称硴原?

59759.jpg 59759-1.jpg 59759-2.jpg 59759-3.jpg 59759-4.jpg 59759-5.jpg

小字名は廃止されていますが、どうやら無住化している1・2枚め、道路と小川の間が、幽霊文字の実在を検証した96年の笹原論文で牡蠣を表す九州や山口の地域文字「硴」の例として示されている「通称地名硴原(かきはら)」ではないかと。1枚めの左外・地図の現在地青丸の真上にある通称赤迫の住人お2人にヒアリングした結果です。
そして小川挟んだ隣、大野にある竜北公園。文化財看板のとおり、ここは大森貝塚のモースが発見した大野貝塚です。明治なんで保存概念なく今は痕跡もありませんが、考古学の文献だとこの貝塚の住所が「大野硴原」になってるんですよ! しかし国土行政区画総覧ではここは大野太尾のはず。そして竜北公園の案内図を見ると上に謎の通路があってなんと小川をわたって高塚が敷地内ってことになってる! ここまさにこの小川を挟んだ谷地形で、やはりこの「鷹塚の公園敷地」部分が幽霊文字地名「硴原」と考えてよさそうです!
なお、表の赤迫A貝塚・赤迫B貝塚、これも痕跡ありませんがまさにこの間の道とおってヒアリングさせていただきましたm(__)m

2019/12/28

熊本市南区富合町の硴江(かきのえ)と莎崎(こうざき)の間の浜戸川に架かる硴江橋

59747.jpg 59747-1.jpg 59747-2.jpg 59747-3.jpg

往路は動画撮ってたのでこれは復路での撮影。牡蠣を表す九州や山口の地域文字にして失われた幽霊文字「硴」入りの橋です。ちなみに「莎」もかなりのレアー漢字ですが、カヤツリグサ(イネより単純な単子葉類)の意味があり、当時の漢和辞典に出てたので幽霊文字ではありません。

難読地名の熊本市南区富合町莎崎に、熊本市乗合タクシー南西号の終点停留所にして幽霊文字バス停、硴江新橋があります

59748.jpg 59748-1.jpg

なぜ川向こうの地名なのか? ですが、たぶんちかくの目立つ施設が硴江橋だから、ですかね。

富合駅から徒歩1.5km、こちら熊本県熊本市南区富合町硴江(かきのえ)の硴江区公民館

59746.jpg 59746-1.jpg 59746-2.jpg 59746-3.jpg 59746-4.jpg 59746-5.jpg 59746-6.jpg 59746-7.jpg

乗合タクシーバス停「硴江公民館前」もあります。牡蠣を表す九州や山口の海辺の地域文字「硴」は地名で多数使われておりJIS第二水準に収録されましたが当時の漢和辞典に未掲載の幽霊文字です。ひっそりと脇に建つ圃場整備碑にもしっかりと硴江と彫り。

2019/12/27

藤が丘駅から徒歩1.0km、5日前には工事のためピンポイントで黒ビニールで覆われて休止してた、愛知県長久手市櫨木(ろうぼく)にある長久手市N-バス藤が丘線枦木バス停

59698.jpg 59698-1.jpg 59698-2.jpg 59698-3.jpg

なぜかバス停名だけが字名の略字にして78年当時の漢和辞典に未掲載だった幽霊文字となっております。再訪成功\(^o^)/

2019/12/22

小渡バス停から県境越えて徒歩4.0km、岐阜県恵那市串原字大簗にある、なぜか愛知県豊田市の旭コッキーバスの大簗バス停

59672.jpg 59672-1.jpg 59672-2.jpg 59672-3.jpg

簗漁の仕掛けを表す漢字「簗」は全国至るところに存在する地名なのになぜか78年当時の漢和辞典に未掲載の幽霊文字でした。矢作第二ダム建設で立ち退きとなり、しかし3枚目のレストラン大やな(長期休業中)、4枚目のお寺、さらに現住の1戸のみが残ります。ので串原村のデマンドバスも停まってましたが廃止され、なぜか愛知県のバスだけが走っています。

尾張の地域文字にして失われた幽霊文字「杁」入りの杁ヶ池公園駅にiPhone Suicaで入場、八草行きに乗車

59666.jpg 59666-1.jpg 59666-2.jpg 59666-3.jpg 59666-4.jpg

あいかわらずなめらかな走り。って浮いて走ってんだからアタリマエか(^◇^;)

杁ヶ池公園西バス停から徒歩400m、長久手市N-バスの杁ヶ池公園駅南口バス停&杁ヶ池公園駅北口バス停

59665.jpg 59665-1.jpg 59665-2.jpg 59665-3.jpg 59665-4.jpg

中央循環線と西部循環線がそれぞれ回り向きで使い分けてます。南口だけ屋根付きですね。これで尾張の地域文字にして失われた幽霊文字「杁」入りのバス停はすべて訪問できました\(^o^)/

杁ヶ池公園北交差点から100m、こちら長久手市N-バスの杁ヶ池公園西バス停

59664.jpg 59664-1.jpg 59664-2.jpg

尾張の地域文字にして失われた幽霊文字「杁」入りのバス停です。昨年末にこの池とリニモの駅は訪問したのに、うっかりバス停をスルーしてしまってて、こうして改めて訪問しにきたわけです(^◇^;)

愛知県長久手市櫨木から名古屋市横断しつつ徒歩3.1km、こちら杁ヶ池公園わきの杁ヶ池公園北交差点

59663.jpg 59663-1.jpg

用水路から農地に水を引き入れる設備「いり」に主に尾張国で当てられた地域文字にして、JIS第二水準収録時の漢和辞典に出てなかった幽霊文字「杁」入りの地名です。ちなみに三河国では「圦」です。

愛知県長久手市櫨木からの徒歩移動中に名鉄バスの猪ノ湫バス停

59662.jpg 59662-1.png

「湫」は湿地を表す愛知の地域文字ですが、78年当時の漢和辞典に掲載されていたため、幽霊文字になりませんでした(^◇^;)

まんが喫茶から徒歩1.1km、こちら長久手市N-バス藤が丘線枦木(ろうぼく)バス停。…って! なんとピンポイント休止中、しかも鼈甲飴完全に黒塗り!( ̄O ̄;)

59661.jpg 59661-1.jpg 59661-2.png 59661-3.png 59661-4.jpg 59661-5.jpg

愛知県長久手市櫨木の所在ですが、地名は旧字でバス停名が幽霊文字「枦」になってるという、朝倉市上枦畑と逆パターンだったのに…また再訪します!
そして櫨木エリアほぼくまなくまわりましたが、電柱も西浦幹と下山幹、公民館も住所表示もなく、ゆいいつ、髪の脱色でお世話になってる(^^)ホーユーの長久手事業所(託児所ありますね)のWebページで確認ができました(^◇^;)

2019/12/01

先ほど報告したたぶんバス待合所跡で強い風を避けつつ事後報告投稿させていただき、最後に集落入口の「萢子」の村民の碑を眺めつつ、岩木山を拝みつつ、

59562.jpg 59562-1.jpg

青森県板柳町大字常海橋字稲葉通称萢子を去ります。これでよねざわ基準の「失われた幽霊文字を求めて」で訪問対象となっていた幽霊文字「萢」地名をすべて訪問達成!

青森県板柳町大字常海橋字稲葉通称萢子の集落に公民館ないのかなとほぼ集落をひとまわりしたところ

59561.jpg 59561-1.jpg 59561-2.jpg

防災放送が2基建ってるこれがそうかも、と思った! そしてなんとNTT電柱が「やち子」になっててますます国土行政区画総覧の面目がない…笑

青森県板柳町大字常海橋字稲葉通称萢子の集落をまわりまして、で田んぼの畦にある四等三角点萢子!

59560.jpg 59560-1.png

標高13.62mですが国土地理院地図では13.5mですね。ていうか国土地理院地図、「やち」になってるぢゃん!!( ̄O ̄;) 国土行政区画総覧の「やつ」がますます謎に…

青森県板柳町大字常海橋字稲葉通称萢子

59559.jpg 59559-1.png

1枚め右は明らかにバス待合所なんですが、ここにバス停があったという記録を調べきれませんでした。そしてすぐ南の大字館野越字下萢がほぼ区画整理された農地なのに対し、ここ萢子は畦道っぽい道路のまわりに家々たくさんあります!

青森県板柳町大字常海橋字稲葉、幽霊文字を含む通称地名「萢子」に来ました

59558.jpg 59558-1.jpg 59558-2.jpg 59558-3.jpg

東北電力もNTTも、電柱は同じ「萢子」です。そしねご覧のとおり国土行政区画総覧では「やつこ」となってますが、用水路に架かる橋の名は「やちこばし」! 国土行政区画総覧のウソ!!
実は本件、板柳町役場に問い合わせたところ、「やちこ」ですが、地元の方の発音は「やつこ」に聞こえるかも知れません」とのことでした(^○^)

あすなろ温泉をチェックアウトして徒歩6.2km、青森県板柳町大字館野越字下萢(しもやち)に入りました

59557.jpg 59557-1.png

湿地を表す津軽の地域文字にして失われた幽霊文字「萢」を含みますが、今回の訪問の本題ではありません。

2019/11/30

湿地を表す古語「やち」に津軽であてられた方言漢字であり幽霊文字「萢」を含む青森県青森市浪岡町の沖萢バス停から100mの公民館、沖萢会館

59544.jpg 59544-1.jpg 59544-2.jpg

立派な看板ですがこれだけ「泡」の中身が「己」。バス停も電柱もここの標識も「巳」なんですが、まさに表記揺れであります。

浪岡駅から徒歩1.9km、弘南バスの沖萢(おきやち)バス停

59543.jpg 59543-1.jpg 59543-2.jpg 59543-3.jpg

湿地を表す古語「やち」に津軽であてられた方言漢字であり幽霊文字です。現青森県青森市浪岡町大字女鹿沢字東早稲田、おそらく合併前は女鹿沢村大字東早稲田字沖萢かと。東北電力もNTTも電柱あります!

2019/11/17

はじまりました第3回方言漢字サミット

59472.jpg 59472-1.jpg

理事長さんあいさつに続いて笹原宏之先生の基調講演。この方の96年の論文に基づいてよねざわは全国の幽霊文字地名をまわっているんですよ!!

八潮駅前に戻ってきまして、駅前の「第3回方言漢字サミット」会場に入りました

59471.jpg 59471-1.jpg 59471-2.jpg

本日のお題の一つ「草加煎餅」ネタとして本物配布、これで入場無料はありがたすぎますので後ほどカンパしよっと。

八潮市垳の垳ふれあい会館から300m、セブンイレブン八潮垳店に立ち寄りました

59470.jpg 59470-1.jpg

この大字名をゆいいつの根拠として78年制定のJIS第二水準に収録された幽霊文字「垳」、収録されたからこそ店名と住所として印字できるわけです!

第3回方言漢字サミットまでまだ間があるので、八潮駅から徒歩700mの垳ふれあい会館に来てみました

59469.jpg

全国ここでだけ大字名に使われており区画整理が完了すると住居表示の実施で使用例が消滅してしまうおそれのある幽霊文字「垳」。

2019/11/01

JR四国バスドリーム高松1号は東名道の混雑を避けて中央道経由に変更、休憩は境川PAになりました

59399.jpg 59399-1.jpg

まさにここ、今年1月に昼行高速バスから降りましたが、所在地が山梨県笛吹市境川町藤垈、全国のSAPAでゆいいつ住所に幽霊文字が含まれてるんです!\(^o^)/

2019/10/26

磐越西線上野尻駅から徒歩2.0kmの林道、こちら福島県西会津町群岡字西久祢甲(にしくねこう)

59366.jpg 59366-1.jpg 59366-2.jpg 59366-3.jpg

無住区でGoogle地図やマピオンにはこの道じたいが在りません。そしてこの字名、国土地理協会の「全国町字ファイル」では「西久袮甲」となっていて、まさに幽霊文字「袮」が「祢」の誤字になりがちだという傍証です。

2019/10/05

特攻観音入口バス停から徒歩4.2km、こちら鹿児島県南九州市知覧町東別府の通称地名枦場(はしば )にある、鹿児島交通とひまわりバスの枦場バス停

59269.jpg 59269-1.jpg 59269-2.jpg 59269-3.jpg

電柱も枦場ですね! 例によってハゼノキを表す漢字、櫨の略字が九州で地名人名に使われており、その結果JIS第二水準に収録されたものの当時の漢和辞典に出てない幽霊文字でした。というわけで土休日運休なので歩いてきまして、これで今回の旅の幽霊文字めぐり、コンプです\(^o^)/
※あ、実は「鹿児島県に多い」石敢當がここにあった!

2019/10/04

桜島口バス停から徒歩1.8km、こちら奥山産業溶岩採石場

59249.jpg

なんとここは鹿児島県鹿児島市黒神町枦ノ木ケ谷(はぜのきがだに)です。ハゼノキを表す九州の地域文字にして元幽霊文字「枦」ですが、国土行政区画総覧には、ここは地名には出てないのに、郵便局の集配地域の中で「枦ノ木ケ谷は除く」と唐突に現れるのでした。

新川西椨元から徒歩2.7km、こちら鹿児島県東串良町川東

59237.jpg 59237-1.png

旧字名は「南椨元」(みなみたぶもと)で、「椨」はタブノキを表す地域文字としてJIS第二水準に収録され当時の漢和辞典に出てない幽霊文字でした。なおこの文国土行政区画総覧では94年に「南柎元」に訂正されてますが、(以下同文

旧国鉄大隅線串良駅前のビジネス旅館から徒歩5.2km、こちら鹿児島県東串良町新川西

59236.jpg 59236-1.png 59236-2.jpg 59236-3.jpg

旧小字名は「椨元」(たぶもと)で、「椨」はタブノキを表す地域文字としてJIS第二水準に収録され当時の漢和辞典に出てない幽霊文字でした。なおこの文字収録のネタ元である国土行政区画総覧では94年に「柎元」に訂正されてますが、現在の役場によると「椨」でよいようです。

2019/10/03

档ヶ山橋から徒歩2.7km、こちら鹿児島県大崎町役場

59226.jpg

曽於郡に属する現存唯一の自治体です。昼の曽於市役所で書いたとおり、曽於郡は72年までは囎唹郡と書き、この「囎」がこの郡名のみからJIS第二水準に採録された元幽霊文字ということで、その名残りということで役場を訪問できました!

档ヶ山公民館から800m、持留川に架かる档ヶ山橋(まてがやまばし)

59225.jpg 59225-1.jpg 59225-2.jpg

全国でこの地名だけに使われる幽霊文字地名へとわたる橋です。3枚目が振り返った档ヶ山集落( ^_^)/~~~

ざざん! 荒佐バス停から徒歩9.2km、こちら鹿児島県大崎町永吉档ヶ山(まてがやま)の公民館

59224.jpg 59224-1.jpg 59224-2.jpg 59224-3.png

防災無線も档ヶ山局。この「档」、全国でこの地名のみに使われているということでJIS第二水準に収録されたものの、当時の漢和辞典にない幽霊文字でした。今は簡体字に同じ文字があります。さらに、能登では名産の能登ヒバのことを「アテ」といいまさにこの漢字「档」を当ててますがこれは偶然一致する衝突事例でしょう。そして公民館の看板、「当」の真ん中の横棒が突き抜けてまして、この地を記した国土行政区画総覧でも突き抜けなんですが、突き抜けの有無に関わらず同じ文字とみなす「包摂」の範囲内のようです。

末吉仲町バス停から200m、こちら鹿児島県曽於(そお)市役所

59219.jpg 59219-1.jpg 59219-2.jpg

平成の大合併で生まれた新しい市ですが、名前の由来は郡名「曽於郡」、そしてその郡名は72年までは「囎唹郡」で、この「囎」の字がこの地名以外に使われない、JIS第二水準制定時に漢和辞典に出てなかった幽霊文字でした! 今回、広域名の幽霊文字ですので、とりあえずその名を由来に持つ現市役所を訪問対象としましたよ!

どうやら曽於市思いやりタクシーの停留所名は国道から少し入ったこの地域の通称地名「畩ヶ山」から取られてるんですね

59214.jpg 59214-1.jpg 59214-2.png

少なくとも2軒現住のようですが、ご覧のとおり、窪地のような畩ヶ山谷というのがあるようです。失われた幽霊文字「畩」はこの通称地名ただひとつを根拠にJIS第二水準に収録されました。