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2011/01/25

2009・2010両年の東京近郊区間最長O型大回りで利用したO型きっぷ&特急券

もうこうなったら「1年前のきっぷをふりかえる」というコーナーにしちゃったほうがよいようなきっぷ紹介記事ですが(涙)、そう決めたら1年よりもさらに遅れてしまうのは明々白々なので、特にそゆ縛りは設けずにぼちぼち書いていきます。すみません。
で、今回は瞬間的に最新に近いのも混ぜてしまいまして、20092010両年の年末年始終夜運転を利用した東京近郊区間最長O型大回りツアーのきっぷを並べて紹介します。


2009・2010両年の大晦日から元旦にかけて、1000km超えの東京近郊区間最長O型大回りツアーに用いた、西日暮里→西日暮里という210円のO型きっぷです。
2009年は錦糸町駅北口ME-X、2010年は西日暮里駅MR-32で発券しています。
マルス経由線はヤマテ2¥-トウホ-トウホ2-ヤマテ2。ME-X経路入力表示では「山手2¥-日暮里-東北-赤羽-東北2-田端-山手2」、MR-32経路案内順は「山手2-日暮里-東北-赤羽-京浜東北線」となっているようですが、券面の経路表示はトウホに該当する「東北」のみ。これはトウホ2やヤマテ2が通常は印字されないという機能によるものですが、しかし「西日暮里から西日暮里まで東北本線のみで環状線一周」というのは非常にイメージしづらく、これでいいのか経路印字、とツッコみたくなる状況です。
そして、この経路はまさに日暮里・鶴見問題に抵触していることも、また特筆されるべきことです。
現在、鶴見駅による折り返し特例は、横須賀線武蔵小杉駅開業により大幅緩和され、むしろ「問題」となるケースの方がマイナー化した感もありますが、日暮里にはこの問題が依然存在しているわけです。すなわち、この乗車券では日暮里で尾久経由の列車に乗り換えなければならないが、尾久を経由する全列車は日暮里駅でホームのない線を通過していく(ちなみに東北新幹線建設のためホームが廃止されてこうなりました)一方、日暮里-上野間を複乗してよい特例が存在しないため、「この乗車券だけでは経路どおりに乗れない」ことになります。
さらに、異論は若干あるものの、途中下車できないこの乗車券で、はみ出し乗車分の往復乗車券を別途用意して併用することはできないのではないか、とも考えられ、つまりこれは「この乗車券はどうやっても経路どおりに乗れない」ことにもなるわけです。
ただし、もちろん、この乗車券は大都市近郊区間内相互発着ですから、券面経路以外の経路で乗車することは可能なので、この乗車券の発売が禁止されることはないと解します。実際、2009年12月30日の錦糸町駅でも、2010年12月31日の西日暮里駅でも、発売していただけています。(ただ、2009年の錦糸町駅では、当方の持参した経路紙片がおねいさんに没収され、「もしかしてリスクヘッジか?」とも思われました


2009年の経路2010年の経路の差異は、まさに武蔵小杉駅開業による乗車キロ縮減となったわけで、他の部分の経路は変わらず、神田-東京間分岐駅通過特例を利用するためには中央線特急の利用が必須となります(大晦日・元旦は京浜東北線の快速運転がお休みになるためです)。
よって特急券。50km以下なので500円ですが、快速とほとんど所要時間が変わらず、まぁリクライニングシート代ということになるでしょうか。
2009年のは西日暮里→西日暮里と同時に錦糸町駅北口みどりの窓口で購入したためME-X券でしたが、2010年のは錦糸町駅MVで購入した熱転写券で、もう語りつくしたことではありますが、やっぱりどう考えても熱転写の方が券面がきれいですね…
熱転写は、2011年3月からの東北新幹線グランクラス導入のためのソフトウェア改修をしたくないJR東日本の強引な施策のため、同社窓口からは既に消滅しています。涙

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