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2009/11/15

2009年の東武連絡券その1

ここからしばらくの間、JR単独券紹介を先延べにしまして、時間軸を前後させつつ連絡乗車券紹介をさせていただきます。

まずは東武編を3回に分けてお届けすることとし、今日はその1として、今年正月の上信電鉄全駅乗下車ツアー2月の宇都宮線&野田線3月の東上線系統全駅乗下車で用いた5枚の連絡乗車券を紹介します。

関東イチ・民鉄全国2位の営業キロ数を誇る東武の全駅乗下車は、全線をカバーするフリーきっぷの類がほぼ存在しないこともあり、困難を極めました。
でも我々には、東北新幹線経由の連絡乗車券がある!(^^;;)
主に東京-上野間を東北新幹線経由とすることによってJR線部分を近郊区間内相互発着から外し、かつJRと東武の営業キロ合計が100kmを上回るようにすることによって、東武線内の各駅で途中下車ができるようになります。
これで、正規の片道運賃のままに細切れ下車を繰り返し、たくさんの駅に乗下車することができる算段です。
さらに、東武本線系のほとんどの駅では途中下車印が現役であり、連絡きっぷに下車印をもらうこともまた楽しみとなるのです。


まず正月の利用分。新橋駅発行、東京山手線内→浅草、なんとなく大宮-熊谷間を新幹線にし、伊勢崎接続で東武線の浅草まで3,370円の乗車券です。
なんていうか、これ、新橋駅で買った理由は、この時は年越し派遣村の支援で忙しかったからです(笑)。出発も日比谷公園で年越ししてから(笑)の終夜運転利用で、上野から籠原行きの臨時のグリーン車に乗り、籠原駅のホーム上待合室で1時間ほど仮眠し、籠原始発の初電のグリーン車で高崎まで移動しました。
マルスMEX端末の自・社区間金額入力にて発券されていますが、新橋駅の若い駅員さん、「はじめてで勉強になりました」と、およそ東日本の窓口さんとは思えないさわやかな対応で操作していただけていますm(__)m
下車印は、JR線が高崎・井野・高崎問屋町・前橋大島・駒形・伊勢崎、東武線で新伊勢崎・太田・茂林寺前(小印代用)・川俣・東武動物公園(特別下車印)・せんげん台・松原団地・梅島・五反野・鐘ヶ淵・曳舟(小印代用)・業平橋で収集できており、このほかに印がなかった北春日部・小菅・堀切でも途中下車をしています。
東武線内での途中下車はおおむねスムーズに行えましたが、東武動物公園でははじめ拒否されてしまい、お客さまセンターからの回答のプリントアウトを提示してなんとか途中下車。他でもいくつかの駅で「これで本当に途中下車させてよいのか?」というギモンフが表情に付いていた駅員さんがいました。いくら「それ使うのマニアだけ」な制度であっても、周知徹底は図ってほしいものですね。
しかし、なぜに東武動物公園には特別下車印があるんでしょうか?(?_?)


続いて2月の宇都宮線&野田線ツアーぶん。いずれも、いろいろ紆余曲折を経て、錦糸町駅で購入できたものです。
基本的に東日本の駅では、他駅発の額入券の発売は断られてしまうことが多いんですが、このときは若い駅員さんに売っていただけました。駅員さん、POS端末で効力を調べ、接続コードを赤表紙で調べるという入念なお仕事でした。
1枚目は亀戸駅接続の上野→東武宇都宮で、上野-東京間を東北新幹線経由とし、東京近郊区間内相互発着を回避して有効2日・途中下車可としています。この場合、規160条の適用を回避するために補正禁止が必要です。
2枚めは大宮駅接続の鶴田→(東武線)船橋で、こちらはごくごく普通に宇都宮-大宮を東北新幹線経由としています。
乗車区間は、1枚目が亀戸駅まで自宅から徒歩移動、終点の1駅前の南宇都宮駅で途中下車して完了。2枚めは南宇都宮駅から日光線鶴田駅まで徒歩移動して、終点の1駅前の新船橋駅で途中下車して完了しています。
下車印は、JRが(当然2枚目のみ)雀宮(小印代用)・石橋(小印代用)・自治医大・間々田・野木・古河・栗橋・東鷲宮・久喜・新白岡・白岡・蓮田・東大宮(小印代用)・土呂で、要するに宇都宮-大宮間で未乗下車だった全駅にちまちま途中下車。東武も似たような感じでして(^^;;)、1枚目には亀戸水神・東あずま・杉戸高野台・藤岡・新大平下(小印代用)・新栃木・野州平川(小印代用)・野州大塚・壬生(小印代用)・国谷(小印代用)・おもちゃのまち・安塚(小印代用)・西川田・江曽島(小印代用)・南宇都宮、2枚目には大宮公園・春日部・藤の牛島・川間・七光台・清水公園・愛宕・野田市・梅郷・運河・江戸川台・初石・流山おおたかの森・豊四季・柏・新柏(小印代用)・増尾(小印代用)・逆井・高柳・六実・新鎌ヶ谷(小印代用)・塚田・新船橋(小印代用)。この他、堀切・板倉東洋大前・静和・栃木の各駅では途中下車しましたが印なし、鎌ヶ谷駅では「印がつぶれてる」とメモ用紙に実演までされた上で印なし(^^;;)でした。

そしてこのツアーでは東武下車印にバリエ多発!(☆o☆)
まず、春日部と野田市は、共通様式とは違う丸四角系の枠線に旧いフォント。特に野田市のものは手彫りのようでして、さすが田舎時代に地方を代表する一大ターミナル駅!という感じでしょうか。
そして異様な様態として、おもちゃのまち&流山おおたかの森の両駅! おもちゃのまちはどんな下車印かと思いきや、「おもちゃ」ですよ「おもちゃ」!(^◇^) それがあったので、流山おおたかの森も「おおたか」カモ、とか思ってたら、いきなりフルスペックで横長、まさにJRの越谷レイクタウン駅の再現です!ヾ(≧∇≦*)ゝ
他にも杉戸高野台はなぜか大きめだったり、運河はなんでわざわざ「駅」入りなのかとか、初石駅で「途中下車は1回しかできない」と強硬に主張する駅員さんと大モメにモメた(苦笑)とか、全体として興味深い印収集ができたなぁ、と総括です。


3月の東上線ツアーぶんのゆき券。寄居接続の東武池袋→横川で、池袋駅○出発行の出札補充券です。このツアーの時点でまだ信越本線が東京近郊区間外だったため、新幹線経由などにせずとも有効2日・途中下車可でしたが、この2週間後にはこの連絡券での途中下車ができなくなってしまう、そんなタイミングだったので急遽出かけたのでした。
駅員さん、6分でさくっと書いてくれ、補充券需要はそれなりにあるんだろうなぁと感心。
東上線内の駅には他社管理駅を除いて途中下車印はないようで、いくつかの駅で小印を代用押印していただくに留まりました。一方でJR側ではいくつか味のある印が。八高線および信越本線安中駅まではJR東日本最新様式の小さいシヤチハタでしたが、磯部からはゴム印に。そして松井田&西松井田は、明らかに手彫り、しかもなぜか左側に余白があり、右側には「駅」を付けて相当無理矢理な詰め込みっぷりで、かなり異色です。
いっぽう出補ですが、通番が0001なので「おろしたて」にもかかわらず、相変わらず裏面注意書きに「香月駅は含まれません」が記載されてまして、本線系統と同じ状態で放置されているようです。


3月の東上線ツアーぶんのかえり券。越生接続の西松井田→(東武線)池袋で、西松井田駅のPOS発行です。
こちらはゆきとは対照的に、業務委託駅員さんにこちらからPOSの操作方法をすべて指示させていただくといういつものパターン(^^;;)。たまたま管理駅からクルマで来てた駅員さんがいて「お客さんの方がくわしいね!(^^)」とのことでしたが、これが査定になどならぬよう。。。
で、このPOS券では東武線内の自動改札でも途中下車ができます!(^o^) 下車印収集ならインクのノリや押印可能面積からして断然出補でしょうけど、下車印ないならば有人改札でモメなくてもよいPOSもまた善き哉、と。

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この記事へのコメント
Re: 2009年の東武連絡券その1

質問です。それでは
上野(新幹線)東京(総武本線)船橋(東武野田線)春日部(東武伊勢崎線)浅草
の経路で乗車した場合、東武線内の途中下車はできますか?

From : まみ @ 2011-11-20 19:07:16 編集

Re: 2009年の東武連絡券その1

まみさん、次回以降は、赤の他人に質問をする際の日本語のマナーを身につけてからの投稿をお願いします。
JRと東武との連絡運輸では、船橋接続の場合、浅草までは対象外なので、そもそも乗車券を購入できません。
POSでは発券できてしまいますが、規則に反した乗車券となってしまいます。

From : いずみ@46歳 @ 2011-11-22 00:10:07 編集

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