→超軽量簡易版はこちら

2004/11/28

峠駅&峠の茶屋


10月11日、奥羽本線の峠駅で下車。滑川温泉の混浴露天風呂に浸かり、峠の茶屋のお餅ときのこ汁に舌鼓を打ちました。

峠駅はかつて、「何もない峠」に、蒸気機関車のための駅を作ろうとして、その名もズバリ「峠」とつけられました。スイッチバックの駅で、本線部分は大きなスノーシェッドに覆われています。
現在は山形新幹線開業により、各駅停車は本線上に停車するようになり、スイッチバックは廃止されています。が、この駅の名物、力餅を立売している峠の茶屋は健在です。

ある意味、この駅は現在、3つの用途のためだけに存在しているに等しいです。
それは、峠の茶屋による立売、峠の茶屋へのアクセス、そして滑川・姥湯両温泉へのアプローチです。
峠の茶屋はもちろん駅前(といっても旧駅の前)にありますが、滑川温泉へはここから4km、姥湯温泉までは8kmほどありまして、泊まりのお客さんには、電車の時刻に合わせて一応送迎マイクロバスも用意されています。

ただ、実際にはこれらを訪れる人は、みなさん自家用車をお使いのようです…
一番上の画像にも、既に、この駅を自動車にて見学にきた親子連れが写っています。

それらのみなさんはもちろん、電車が出発した後、旧駅の出口まで戻ります。

大沢駅もそうでしたが、ここ峠駅も、外に出るまでは旧駅へと向かうスイッチバック線の跡を通っていきます。

温泉へのマイクロバスも、このスノーシェッドを屋根つき駐車場としていました。笑

そして旧駅です。

 広い構内

 旧駅側からスノーシェッドを見る

 草生したホーム

大沢駅旧駅と違い、観光客が多いせいもあってか、不思議と「空しさ200%」のような感覚にはなりませんでした…

そして私にとってはじめて生で見る、峠の茶屋。

 観光客でいっぱい

こちらには帰りに寄ることとし、私は滑川温泉めざして歩き始めました。

道はすぐに沢をはさんだ坂になります。聞いたところによると、もともと峠駅自体がこの沢を、トンネル掘削で出た土砂によって埋め立てて作られたそうです。

そしてここから4kmを歩き、滑川温泉に向かいました。この道中および温泉でもいろいろなことがありました。…

(中略:そちらについては温泉blogの方をどうぞ

…というわけでふたたび峠の茶屋に戻ってきた私。後は大分遅い電車に乗って東京に戻るだけです。
というわけでその待ち時間を茶屋で過ごしました。

メニューはいろいろありますが、まずお酒を頼み(笑)、名物のミックス餅セットを。
ミックス餅はあんこ・ごま・ずんだ(枝豆)・納豆・くるみの5つのお餅。それに汁がつきます。今のシーズンはきのこ汁。

 ミックス餅+きのこ汁+お酒(^^;;)

いやはや、お餅も普通以上においしいですが、このきのこ汁の絶品なことよ!
こんな濃厚なきのこのおだし、生まれてはじめて味わえました。

お店にはひっきりなしに、家族連れをはじめ老若男女のお客さんたちが現れます。車で
そんなみなさんに、流れるようなトークで接客する4代目さん。

店内にはその4代目さんが書いた油絵が飾られ、テレビではこのお店が取材されたビデオや、CD-ROMコンテンツをビデオ化したものが流されていました。

やがて日暮れ。お客さんは私だけに。「何時の電車で帰られます?」「どうぞどうぞ、それまでいてください」なんて会話をしつつ、ずっとのんびりさせていただきました。

途中からスタッフさんたち(=家族のみなさん)がハケて、私1人だけに。それでも居座る私でしたが^^;;、その後、若い男性が1人やってきました。登山帰りのようです。お店に入るも、私しかいないという妙な情景に焦っていたようですが^^;;、私が「お客さんで〜す!」と叫んで無事一件落着。

結局その彼と2人で、同じ電車に乗りこの駅をあとにしたのでした。

いや、すばらしかったです。またここでゆっくりしたいなぁ。(^o^)

この記事へのトラックバック

トラックバックはありません。

この記事へのトラックバックURL

http://feelfine.blog.izumichan.com/trackback/tb.php?id=684

この記事へのコメント

コメントはありません。

Post Your Comment


*は入力必須です。E-Mailは公開されません。