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2008/03/11

JR東日本最長O型きっぷツアーPART3で利用した料金券等

昨年から今年にかけて実乗したJR東日本最長O型きっぷツアーですが、そのうち、昨年12月27〜31日にまわったPART3で行使した料金券等を紹介します。

#最長O型きっぷ自体、および最長O型ルートは→こちらで紹介済みです
#また今回は、「券面表示の発駅と違う駅できっぷを購入する」という、まったく意味のない縛りを自らに課し、実際、JR線については全きっぷについてこれを達成しています。そのあたりも含め、以下の能書きをお読みいただければ幸いです。

…とここまではツアー全体のテンプレなので大仰ですが、実際問題、PART3で最長O型きっぷを行使したのは12月30日ただ1日だけ、はじめてのきっぷも2枚だけ、というかっこうです。
実際にPART3のメインは、こちらの消化というよりも、鳴子温泉ヲタの大忘年会@東鳴子への参加だったということもあります。


12月28日朝、JR陸羽東線塚目駅から乗車し、鳴子御殿湯駅へと向かった際、車内で受け取った整理券です。
この前日をさっさと弊社の仕事納めとし(あぁ1人1社、笑)、業務先の新宿よりまずはモバイルSuica(きっぷなし)で東京駅に向かい、「そのネーミングって…(絶句)」な夜行バス「ドリームササニシキ号」(これの乗車券は発車オ〜ライネットで予約しファミマで発券)に乗って古川駅前に降りたのが6分早い朝6時19分。ここから鳴子に向かう列車は約40分後に来る、目的地の鳴子御殿湯駅までは古川からだと650円だけどお隣の無人駅塚目からだと570円で80円も安い、ということで、敢えてきっぷを買っておかずに約3kmの道を歩き、塚目駅より利用したのでした。
そんなわけで、業務先から鳴子御殿湯まで3つの交通機関を利用したものの、ICカード・ファミマ発券・社内現金精算ということで、もう無理矢理に「券面表示の発駅と違う駅できっぷを購入する」条件を破らずに済ませることができた、というアフォアフォだったわけです。
なおこの整理券は、下車時に運賃箱に回収されたため手元にはありません。


12月30日夜、PART3最長O型きっぷの行使の最後は奥羽本線山形→福島@つばさで幕を閉じましたが、宿泊は新幹線でもう1駅先の郡山の駅前まん喫。ということで、そのつばさ乗車用の自由席特急券、さらにO型きっぷからはみ出す福島→郡山の特定特急券と乗車券、これらが合わせて2枚となりました。
購入場所は、PART2で途中下車した、飯山線戸狩野沢温泉駅です。

ただし、まさにこの左側の「新幹線自由席特急券 山形→(北)郡山」、これがまたいろいろ妙ちきりんなきっぷとなっております。

以前にもありましたが、山形「新幹線」つばさは、在来線と新幹線を直通して走っているため、特急料金も在来線と新幹線とで別々に払わねばなりません。しかも、直通列車に乗ったままの場合、「乗ったまま」とすなわち「乗り継いでない」ため、従来の乗継割引が適用できなくなってしまいます。
そこで出てきた苦肉の策が、山形「新幹線」や秋田「新幹線」と東北新幹線をそのまま乗りとおす場合の「幹在特」という謎の特急券です。
これは在来線部分の特急料金が3割引になる、ということで、5割引の乗継割引よりサービスダウンになってしまいます。それ自体は「そのまま乗ったままで居られることのバーター」と言えなくもありませんが、そうすると今度は逆に「じゃぁ本来の意味でやまびことつばさを乗り継ぐときはどーしてくれるんぢゃい」という話も出てくることになります。
ということで、「当日中に乗り継ぐ場合」にもこの幹在特は発売され、しかも接続駅(福島・盛岡)で改札をいったん出る途中下車が可能となります。ただし発売の条件としては、「当日中の乗継」に加えて「特急券と同区間で有効な乗車券を提示するか同時購入する」ことも求められています。

というわけで、私は戸狩野沢温泉駅にて、行使中の最長O型きっぷを提示の上、「このきっぷで山形から福島まで乗れますので、山形から郡山までの自由席特急券と、福島から郡山までの乗車券をください」という、完全に発売条件を満たす購入申し出を行い、実際にそれは上のとおり発券はされました。
されましたが…
この特急券、よく見てみると券面に「途中出場できません」と思いっきり書かれているではありませんか!!
私としては、もちろん、つばさ号にそのまま乗り続けて郡山で降りればよいだけではあったのですが、単にO型きっぷに福島駅の途中下車印をもらいたい、さらにつばさを福島で降りてもその後すぐにやまびこがやってくる、というダイヤ上の都合のよさもあり、福島駅で途中下車、すなわち「途中出場」を行うつもりでいたわけです。
しかしこの券面…どう考えてもこれは旅客営業規則と整合性のない印字ではないのか??
そう考えていたのですが、しかしまぁ、寝台列車に朝だけ乗るための立席特急券に「座席に座ることはできません」とか書いてあるのに実際は座れるという前例もあるので、ここは人柱しかない、と実際に途中下車してみました。

結果はもちろん、途中下車可能でした。
というか、それどころではなく、特急券に途中下車印が押されるという前代未聞の事態まで発生してしまいました(☆o☆) (陰影が不鮮明なのは2度押しのせい)
これ、私はちっとも押印を求めてないんですよ。有人改札で、駅員さんが普通に押してくれたんですよ。。。
後日、規則にお詳しい方から伺った話では、「規則上、途中下車印は料金券に押すものとしてまったく想定されていない」とのことです。
ただそうすると、このように自動改札通過不能な乗車券(笑)とこれを併用した場合、特急券を福島駅まで行使した証拠が残らなくなってしまうことになり、実はよろしくないようにも思えます。
よって福島駅員さんのこの対応は、運用上妥当のような気もするのですが、結局のところこれは、「幹在特」という謎の制度と、補充券による乗車という(たぶんJR東は全廃したくってしたくってしょうがない)クラシックな制度の不整合ではないか、という気もします。
なお、福島駅での再入場時には、この特急券と乗車券を自動改札に挿入したところ、まったく問題なく入場でき、特急券にも穴が開きました。

ということで、結局はこの自由席特急券の券面表示が「おかしい」ということになるわけですが、立席特急券の表示は現場で車掌さんがアドバイスすれば実務上そう問題にならないのに対し、こちらは「制度に詳しくない人の権利を奪う」という意味で非常によろしくない表示なのではないか、という気もする、今日このごろです。
なおその他の話題としては、特急券の山形駅スタンパーが新幹線乗換改札のもので「(幹)山形駅」となっていること、福島駅も郡山駅も他に同名駅があるためどちらにも「(北)」(東北本線の意)が付加されていること、発行駅名が長すぎで「戸狩野沢」と省略されていること、でしょうか。


12月31日に利用した、郡山から帰宅するために利用した青春18きっぷ。この日に行使したのは3回めなので、スタンパーは当然に郡山駅のものです。発行はPART1で途中下車した高麗川駅。

福島駅近くにはまん喫が1件だけあったのですが去年秋に閉店してしまったのに対し、郡山駅近くにはしっかり1件存在、さらに上述の「幹在特」により山形-福島間が3割引になることで、福島から郡山までの移動も問題なさげ、さらには郡山から始発黒磯行に乗ると黒磯からグリーン車つきの上野行きに乗れる、ということで、郡山駅からの行使になっています。
あっ、もちろん、グリーン車にはモバイルSuicaグリーン券で乗ってますので実券なし&縛りに触れてません。笑

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