2006/07/14
8月の青森ねぶた闘争&リアスシーライナー乗車闘争で最もおトクなきっぷは?
もういろいろ悩みまくりましたが、結論を先に書くと18きっぷ最強という当然の結果が出たようで。笑
今回、ゆきは、あけぼのシングルデラックスを弘前で捨て、モール泉地帯に寄った後、五所川原から青森までバスワープをします。
ここは、この後検討するルートにかかわらず、マトモに買わず、奥羽本線をまっすぐ買った上で川部-青森間を権利放棄した方がお安くなるのは明らかです。ので、以下の検討ではここの部分の運賃計算は割愛します。
問題は、かえりの方なのです。
「日本の昼行普通列車で最も長時間走行する」リアスシーライナー号上りは、途中、三陸鉄道を2線区にわたって通過します。
そしてここには、発着駅限定で通過連絡運輸の設定がなされており、条件を満たす限りにおいて、三陸鉄道をはさむ前中後3区間のキロ数を合計して運賃計算できるのです。
ただしこの「発着駅」はあまり広くなく、基本的には三陸鉄道が岩手県の3セクであるため、岩手県外の設定は東京都区内・仙台市内・八戸線・八戸-青森間に限られてしまいます。
一方で、三陸鉄道には「三鉄1日とく割フリーパス」という割引きっぷがあり、これは「青春18きっぷをその日使っている人に限り、車内で販売するフリーきっぷ」でして、その合計は1430円。普通に2線区の片道きっぷを買うと計2850円ですのでほぼ半値になります。
以上を前提にして、往復の運賃を出してみます。
(1)普通に2つの片道きっぷ+18きっぷ
東京→東北→高崎→上越→信越→羽越→奥羽→東北→八戸 11030円
18きっぷ1回ぶん(八戸→仙台・古川→鳴子御殿湯) 2300円
三鉄1日とく割フリーパス 1430円
仙台→新幹線→古川 740円
鳴子御殿湯→古川→東北新幹線→東京 6830円
以上を合計して 22330円
(2)O型きっぷを無理矢理作って途中権利放棄など
東京→東海道→山手→中央東→青梅→八高→高崎→上越→信越→羽越→奥羽→東北→八戸線→久慈→(三陸鉄道)→宮古→山田→釜石→(三陸鉄道)→盛→大船渡→気仙沼→石巻→東北→東京 16380円+2850円=19230円
東京→倉賀野を別途購入して上記乗車券を一部権利放棄 1890円
仙台←→東北新幹線←→古川←→鳴子御殿湯 往復 2560円
以上を合計して 23680円
(3)ゾーン券をまったく利用しない掟破りの福島・蔵王ゾーン周遊きっぷ利用
ゆき券 東京→東海道→山手→中央東→青梅→八高→高崎→上越→信越→羽越→奥羽→東北→八戸線→久慈→(三陸鉄道)→宮古→山田→釜石→(三陸鉄道)→盛→大船渡→気仙沼→石巻→東北→仙台 10750円+2850円=13600円
ゾーン券 3500円
かえり券 福島→東北→東京 3690円
仙台→東北新幹線→古川→鳴子御殿湯 1280円
鳴子御殿湯→古川→東北新幹線→福島 2520円
以上を合計して 24590円
(4)(3)をもう少しチューン
ゆき券 東京→東海道→山手→中央東→青梅→八高→高崎→上越→信越→羽越→奥羽→東北→八戸線→久慈→(三陸鉄道)→宮古→山田→釜石→(三陸鉄道)→盛→大船渡→気仙沼→石巻→陸羽東→古川→東北新幹線→福島 11250円+2850円=14100円
ゾーン券 3500円
かえり券 福島→東北→東京 3690円
小牛田→仙台→東北新幹線→古川→鳴子御殿湯 2210円
鳴子御殿湯→古川 650円
以上を合計して 24150円
というわけで、結論としてはやっぱり18+三鉄パスの威力で(1)の勝利となったのでした。
ちなみに、仮に「通過連絡運輸の対象駅」の問題がなかったとするならば、前谷地駅を入口駅として、
(*)周遊きっぷ山寺・松島ゾーンを利用
ゆき券 東京→東海道→山手→中央東→青梅→八高→高崎→上越→信越→羽越→奥羽→東北→八戸線→久慈→(三陸鉄道)→宮古→山田→釜石→(三陸鉄道)→盛→大船渡→気仙沼→前谷地 10500円+2850円=13350円
ゾーン券 3300円
かえり券 古川→東北新幹線→東京 5040円
仙台→東北新幹線→古川 740円
以上を合計して 22430円
となります。
これでも(1)が最安値なんですよね…あぁ18きっぷ(^O^)
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