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2016/08/05

青森駅前で原発なくそう!核燃いらない!あおもり金曜日行動の第209回のお手伝い

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ハネト衣装でお手伝いします。って「オマエもしゃべれ」との無茶振りが(;゜0゜) うんうんと頭ひねって、「青森ねぶたと大間原発と核燃」というお題で5分ちょいしゃべりましたよ(・_・; 動画はこちらの9分35秒からです。なんかスーパーデヴなだけでなく、妙に地方政治家みたいなしゃべりですな(苦笑)。(後日、文字起こししてここに貼ります)

追記:テープ起こししました:

みなさまはじめまして。そして青森ねぶたにお越しのみなさんもはじめまして。

わたくし、東京からやってまいりました。何しに来たかというと、ねぶたでハネトをやりに来ました。

ですからこのようにハネトの衣装を着ていますが、2001年から毎年来させていただいて今年で16回目のハネト参加となります。

ちょっとプライベートな話が続くんですが、わたくしがなぜねぶたを、青森ねぶたが好きかといえば、それはこのまつりが、いろいろな宗教とは関係なくどんな宗教でも参加できること。そして、ハネトの衣装が男とか女とかのジェンダーにこだわっていない。男の人も女の人も、どんなハネトの衣装を着てもいい。どんな派手な衣装、たすきをかけてもいい、地味でもいい。そういうところが私は気に入っています。

そして、先ほど地元青森の方々が訴えていたように、青森ねぶた、戦争があればもちろん中止になってしまうわけです。実際に、日本が中国と戦争をしている間、青森ねぶたはずっと中止されていたと聞いております。

しかし私はもう1つ、歴史をひもときたいんですね。それは、青森ねぶたは、明治の初期に、中央政府、明治政府から任命されて来た県知事によって、中止命令が出され、その後数年間、やっぱり青森ねぶたはできなかったわけです。その理由というのが、青森ねぶたは天皇家と関係がないまつりであり、地元の野蛮なまつりだから禁止と、そういうものだったわけですね。

わたくしはこの明治政府のやり方、ちなみに当時、同じように混浴禁止令とか、ちょんまげ禁止令とか、あるいは男装女装禁止令というのも、明治政府は出しています。これと同じときに、青森ねぶたは禁止するというのを明治政府が出した、このことをわたくしはひじょうに重要視しています。つまり青森ねぶたは、中央集権という、ともすれば国の中央にいる人たちがやりたがること、これにまっこうから対立する存在だということなんです。青森ねぶたはあくまでも、青森の、ローカルのまつりであり、宗教的な背景もなく、ジェンダーフリーである。そういうまつりとして青森ねぶた、私は大好きなんですね。

そしてこのことを、原発の問題に置き換えると、たとえば大間原発という、今建設中ということになっていますけども、大間原発の電気は、これ電源開発というところが建設しているために、沖縄電力以外のすべての電力会社に電気を売るという形をとることになっています。当然ながら、東京電力に送るのがメインになるんじゃないかと言われているわけですね。そしてわたくしのように、東京に住んでいる人間にとってすれば、なぜ、原発を青森県に建てて、その青森県の人たちを過酷な事故の危険というリスクにさらしておきながら、なぜその電気を東京の人間が一方的に使うことができるのか? このことこそがまさに、中央集権のやり方、東京や中央のために地方を切り捨てる、そういう世の中の今のあり方、構造そのものが、今、大間原発をはじめとするさまざまな原発にあるんだと、東京人のわたくしとしては考えています。

だから、青森ねぶた、この、青森の地域に密着した、中央と関係のない、楽しいおまつり。このおまつりを守るということと、大間原発がなぜ、東京の人たちの電気のために、青森県を事故のリスクにさらすのかということ。あるいは、全国の原発から出る廃棄物を再処理するという核燃、主に中央で使っている電気のゴミを、青森県に押し付けようとするものじゃないかと私は思っています。私にとっての青森ねぶたに参加することと、大間原発や核燃に反対するということは、これは同じく、今の世の中の中央集権的なあり方を否定して、地方のために、地方それぞれが、中央から独立していろいろなことをやっていこうとする、そういう精神、これが、青森ねぶたであり、そして原発に反対することだと、核燃に反対することだというふうに、わたくしは思っています。

ですから、毎年、青森ねぶたでハネトをさせていただきながら、ささやかながら、本日こうやってしゃべらせていただいて、青森県の反原発、反核燃の運動のために、アピールする時間をいただきまして、本当にありがとうございました。ともに、青森ねぶたの成功、そして、原発いらない、核燃いらない、これを目指して、いっしょにがんばっていきたいと思います。ありがとうございます。

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